CPTPPの締結は国際社会へのベトナムの広範な参入の表れ

(VOVWORLD) -CPTPPは次世代の自由貿易協定であり、発展途上諸国を始め、世界の多くの国々がこの協定に参加する意向を示しています。
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既にお伝えしましたように、8日、チリの首都サンティアゴで、ベトナムと日本を含むアジア・太平洋地域11か国の外相はCPTPP=「包括的および先進的な環太平洋経済連携協定」に調印しました。これは国際社会への参入を進めているベトナムの大きな進歩を見せているとされています。

CPTPPの締結は国際社会へのベトナムの広範な参入の表れ

CPTPPは次世代の自由貿易協定であり、発展途上諸国を始め、世界の多くの国々がこの協定に参加する意向を示しています。ベトナムは早くからCPTPPに参加することはベトナムの多様化多角化外交政策を示しています。チャン・トゥアン・アイン商工大臣は次のように語りました。

(テープ) 

「グローバル化プロセスが複雑に推移しており、貿易自由化と円滑化が進められながらも貿易保護主義や、ポピュリズム、鎖国主義などが浮上しグローバル化にマイナス影響を与えています。こうした中、党の戦略の徹底的実施は、国の国際社会への参入に貢献します。また、これは、国の外交路線を実施するためのツールともなります。」

CPTPPは国際社会への参入を進めているベトナムの大きな進歩を示す

CPTPPは国際社会への参入を進めているベトナムの大きな進歩を示していると言えます。アイン商工大臣は、「TPPとCPTPPの創立者として加盟することはベトナムの発展と地位向上を示す。これにより、ベトナムは多くの目的を達成した」とし、次のように語りました。

(テープ)

「政治、外交分野において、地域と世界におけるベトナムの地位が日増しに向上しています。第2はCPTPPへの加盟により、ベトナムの法治国家の完備に有利な条件が作り出される他、ベトナムの経済の競争力が日増しに改善されるようになるということです」

原則的に、CPTPPの創立者の一員であることから、後に、他の国がCPTPPへ加盟した場合、ベトナムは自国の利益を保護する条件を作り出します。最も重要なことはCPTPPへの加盟はベトナムに経済、貿易分野における利益だけでなく、ベトナムの体制の長期的な改革にプラス要素となるということです。

ベトナムはCPTPPがもたらすメリットを早期に活用する

世界各国は2018年末、あるいは、2019年早々CPTPPが発効される時、加盟国の経済改革に寄与し、加盟国の企業と市民がこの協定がもたらすメリットを享受できるよう望んでいます。ベトナムに関して、先ほどのチャン・トゥアン・アイン商工大臣は次のように語りました。

(テープ)

「政府はCPTPPを締結してから、商工省がまず始めに実施すべきことは行動計画を作成するということを指導しました。国会がCPTPPを承認すると共に、政府は実施すべき任務を定めるための行動計画を作成します。その中で、参入の公約を履行するため、法的基礎を点検する任務があります」

ベトナムは国家管理機関や企業共同体などに対し、CPTPPに関する情報を十分に提供すると共に、この協定に関する宣伝活動に力を入れます。


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