(VOVWORLD) -ベトナムは、126カ国の内、45位にランクされ、前年より2位上がっています。
10日、ニューヨークに本校を置くアメリカのコーネル大学で、WIPO=世界知的所有権機関は、コーネル大学及びフランスの経営大学院インシアード(INSEAD)と協力して、GII=グローバル・イノベーション・インデックス2018を発表しました。
これによりますと、ベトナムは、126カ国の内、45位にランクされ、前年より2位上がっています。また、下位中所得国の中で、ベトナムはウクライナに次ぐ2位に立っているということです。
国連駐在ベトナム代表団の科学技術担当参事官レー・タイン・ビンによりますと、今年のグローバル・イノベーション・インデックスで注目すべきことは、ベトナムのランキングが2016年より14位上昇したほか、このインデックスの7つの部門でベトナムが高いレベルにあることです。また、この5年、ベトナムのランキングは全ての部門で改善されつつあるとしています。
一方、WIPO世界知的所有権機関の専門家サチャ・ヴィンセント氏はベトナム通信社のインタビューに答えた際、「ベトナムはイノベーションにおいて効果が非常に高い国であり、下位中所得国にとって技術革新の模範でもある。また、ベトナムはイノベーション政策を推進するための特別な専門家グループを結成するための決議を出す唯一の国となっている」と述べました。
GIIのランキングを持続的に改善するため、ベトナムは経営環境、資本市場と投資市場、知識と技術の応用に関する指数の改善に関心を寄せる必要があります。また、ベトナムは国家知恵所有戦略の作成を早期に完成する必要もあります。科学技術省のレ・ゴク・アイン大臣は次のように語りました。
(テープ)
「私たちは経営環境、資本市場と投資市場、知識と技術の応用に関する指数の改善に力を入れます。これにより、今後、イノベーションの能力が強化されることでしょう」
なお、GII=グローバル・イノベーション・インデックスは140カ国以上を対象としてイノベーション能力を査定し、 イノベーションを進展させる状況について評価します。