RSF、ベトナムの報道自由状況を再び歪曲

先ごろ、RSF=国境なき記者団はインターネット検閲に関する報告を発表し、その中、ベトナムを「インターネットの敵国」と呼んでいます。また、「ベトナムの多くのインターネットサーバーは政府のインターネット検閲を助けている」としています。これはベトナムの報道とインターネットの自由の実情を意図的に歪曲する行為です。

実際、ベトナムではインターネットが急速に発展しています。ベトナムは1997年にインターネットを正式に導入しましたが、これまで、サービスの種類や、使用者の数、接続方法、インターネットサービス部門の成長速度などの面で、先進諸国と比べても劣らないといえます。


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ハノイにあるインターネットカフェーの1ヶ所

その発展はIT=情報技術に携わる企業に大きな利益をもたらしています。その企業経営者の1人ファム・クオク・ニャト(Pham Quoc Nhat)さんの話をお聞きください。

(テープ)

「ベトナムはITが強く発展している国です。現在、インターネットサービスは山岳地帯、遠隔地、離島の各村まで提供されています。インターネット上の情報は制限がないといえます。世界各国もこの事実を認めています。このため、多くの外国企業はこの分野に投資していますよ」

ニャト氏はこのように語りました。

統計によりますと、ベトナムのインターネット使用者数は16年前のほぼゼロから2700万人に上っています。その数はベトナム人口の約31%に相当しています。そして、今後もその数は引き続き大幅増加すると予測されています。


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どこでもインターネットにアクセスできる

ベトナム人だけでなく、外国人もベトナムのインターネットサービスの便利さを実感できます。ベトナムに住んでいるスペイン人のヤイマさんは次のように明らかにしています。

(テープ)

「この数年間、ベトナムに住んでいますが、インターネットサービスの使用の面で、困難は全然ありません。ベトナムにいても毎日、母国にいる親戚とインターネットで連絡していますよ。それぞれの国はそれぞれのインターネット発展路線があると思います。これはその国の国益のためのものです」

スペイン人のヤイマさんはこのように話しました。

ベトナム政府はインターネットによる利益を認識した上で、インターネット使用を奨励しており、「国民がどこでもいつでもインターネットに接続できる」という目標の実施を進めています。

しかし、ベトナム法律は、インターネット使用が民族文化や、国家安全保障などに悪影響を及ぼさないように、具体的な規定があります。これらの規定に違反するいかなるものも法律に従って処罰されます。

この実情から見れば、国境なき記者団の報告書の指摘は中傷論調に過ぎないといえます。

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