WEFの信頼になる相手であるベトナム

(VOVWORLD) -ベトナムとWEFとの関係はベトナムがドイモイ政策の実施に乗り出した1989年に始まりました。このフォーラムはベトナム政府の指導者と世界一流企業との対話の場であり、経済改革に関する構想を見出すと共に、ベトナムに投資と経済発展にチャンスをもたらすものとなります。

WEFの信頼になる相手であるベトナム - ảnh 1   ソン外務次官(右)とWEFの会長(左)

    (写真:vietnamfriendship)

 9月11日から13日にかけて、ハノイで、ASEAN世界経済フォーラム2018が開催されます。このフォーラムは東南アジア地域と世界の一流企業との架け橋となり、地域のチャンスと試練を討議する場となります。これはWEF=世界経済フォーラムに対するベトナムの具体的な貢献を示していると言えます。

ベトナムとWEFとの関係はベトナムがドイモイ政策の実施に乗り出した1989年に始まりました。このフォーラムはベトナム政府の指導者と世界一流企業との対話の場であり、経済改革に関する構想を見出すと共に、ベトナムに投資と経済発展にチャンスをもたらすものとなります。

能動的、かつ、積極的な協力

この30年におけるベトナムとWEFとの協力において、ベトナムは能動性と積極性を示し、多くの新しい構想を出しました。2年前に、ベトナムはハノイでメコン川流域に関するWEF会議の開催に関する構想を出し、成功裏に実現しました。そして、2010年、ベトナムはホーチミン市で東アジアWEF会議を成功裏に開催しました。

これは現在のASEAN世界経済フォーラムの前進となっています。長年にわたり、ベトナムとWEFとの協力プロジェクト担当者として勤めており、現在、ドイツ駐在ベトナム大使館のドアン・スアン・フン大使は次のように語りました。

(テープ) 

「WEFとの協力はベトナムに多くの利益をもたらしています。これにより、ベトナムは世界の資金を国内の経済発展に誘致できるようになりました。これは経済外交の発展方向の一つです。ベトナムの全ての外交活動は国の発展事業を図っています。このような世界的なフォーラムに参加することはベトナムの経済発展とベトナムの姿のピーアールに重要な意義を持っています」

WEFの初めての官民連携事業の相手

2017年、ベトナムとWEFが官民連携に関する合意書を締結したことにより、双方の関係が新しい発展段階に入りました。この合意書の締結により、ベトナムはWEFが官民連携により協力合意書を締結した初の国となります。

現在、この合意書は経済、デジタル化社会、国境を越えた貿易、投資、インフラ整備などの6つの分野で展開されています。ベトナム外務省のブイ・タイン・ソン次官は次のように語りました。

(テープ) 

「この合意書は2017年と2018年に具体的に展開されてきました。WEFはベトナムが第4次産業革命がもたらすメリットを活用できるようにアドバイスしてくれました。近年行われたWEFの会議にはベトナムの政府の指導者が参加しました。これらの会議で、ベトナムは経済社会の改革、成長モデルの刷新に関する経験を分かち合い、好評を得てきました。」

なお、来月行われる予定のASEAN世界経済フォーラム2018には60の討論会が開かれます。会議の枠内で、インベンションやスタートアップに関するフォーラムを行なう予定ですが、第4次産業革命へのベトナムの対応が話し合われます。今回の会議を主宰することはベトナムがWEFの信頼になる相手であるということを示すことでしょう。

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