(VOVWORLD) -これまで、その関係は多くの困難や試練を乗り越えてきました。両国の指導者は両国関係を貴重な財産と見なしており、今後、維持、発展させる必要があるとしています。
カンボジアのフンセン首相 |
ベトナムとカンボジアは1967年6月24日、外交関係を正式に樹立しました。この重要な政治的出来事は両国間の団結と伝統的友好関係の歴史における大きな節目となり、それぞれの国の民族解放と祖国建設防衛事業に重要な貢献を果たしてきました。この50年間培わされてきた両国間の伝統的友好団結関係は今後の両国間の関係が引き続き発展する強固な基礎となります。
ベトナムとカンボジアとの関係は特別な関係です。これまで、その関係は多くの困難や試練を乗り越えてきました。両国の指導者は両国関係を貴重な財産と見なしており、今後、維持、発展させる必要があるとしています。
友好協力関係における大きな進展
この50年、ベトナムとカンボジアとの関係はあらゆる分野において、成果を収めてきました。1990年代から、両国の高級指導者が互いに相互訪問を行ってきました。これらの訪問に、両国の指導者は両国間の団結で伝統的友好協力関係をさらに発展させる決意を表明しました。この50年間における両国関係の成果に関して、ファム・ビン・ミン副首相兼外相は次のように語りました。
(テープ)
「最も重要な歴史的意義がある成果としてあげられるのは民族解放事業と繁栄した国づくりのため、両国の国民が団結して、互いに協力、支援し合ったということです。両国関係はこれまでに多くの困難と試練を乗り越えてきましたが、現在、あらゆる分野において効果的に発展しています」
また、両国間の協力関係は2国間関係にとどまらず、地域と国際の場においても発展しています。
共に未来を構築する
2012年のカンボジアのノロドム・シハモニ国王はベトナム訪問の際にベトナムのグェン・フー・チョン共産党書記長との会見で、「カンボジアとベトナムは互いに切り離すことができない間柄である。両国間の貴重な関係が国の建設発展事業において引き続き強化される必要がある」と強調しました。
この精神に沿って、ベトナムとカンボジアは民族独立、主権・領土保全の尊重、内政不干渉という原則を基礎に、互いに協力してきました。安定、発展した東南アジア地域における平和、繁栄の発展のカンボジアはベトナムに利益をもたらすとされています。
地域と世界情勢が複雑に推移している現在、両国間の団結と伝統的友好協力関係を引き続き発展させるため、両国の指導者は敵対勢力のあらゆる陰謀に警戒心を高めた上で、適宜に失敗させるため全力をつくすことで一致しました。
両国の国民は共通認識を得て、両国関係が安定的に発展するための責任を負う必要があります。ベトナムとカンボジアとの外交関係樹立50周年を記念することとベトナム・カンボジア友好年というイベントを開催することは両国が善隣友好関係の強化に対する両国の決意を示すチャンスとなるとされています。先ほどのファム・ビン・ミン副首相兼外相はさらに次のように語りました。
(テープ)
「これは両国が輝かしい伝統を振り返ると共に、両国の若い世代に対し、両国間の緊密な関係を教育するチャンスとなります。また、これはカンボジア人民がポルポトの大量虐殺から命を救うため、犠牲になったベトナム人志願兵を始め、両国の平和と独立のため命を捧げた英雄の恩を偲ぶチャンスとなっています。」
この半世紀にわたり、良好に発展してきたベトナムとカンボジアとの伝統的友好と全面的協力は今後も急速に発展することでしょう。