インドネシアとの関係強化、AIPAへの貢献を確立しているベトナム
(VOVWORLD) -8月4日、ブオン・ディン・フエ国会議長はAIPA=ASEAN議員会議の議長を務めるインドネシア国民協議会のプアン・マハラニ議長の招きに応じて、7日までのAIPA議員会議の第44回総会への出席とインドネシア公式訪問を開始しました。
(写真:TTXVN) |
この訪問はAIPAに対するベトナムの責任を示すとともに、ベトナムとインドネシアの戦略的パートナーシップ強化の原動力となるものです。
伝統的友人との関係強化
ベトナムとインドネシアは1995年12月30日に外交関係を樹立しましたが、
両国関係は、ホーチミン主席とスカルノ大統領が培った土台により構築され、両国の各世代の指導部と国民の努力により、絶え間なく発展してきました。ベトナムとインドネシアの戦略的パートナーシップは樹立されてからこの10年の間に、政治や、安全保障、経済、文化、社会など多くの分野において強く発展しています。昨年の両国間の取引総額は140億ドルに達し、両国の指導者が設けた目標値を上回りました。
現在、両国は2019年~2023年の行動計画を実施しており、2024年~2028年の行動計画を締結するため交渉を進めています。この2年間、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたにもかかわらず、両国の立法機関が依然として高級代表団の相互訪問を維持しています。今年、両国は戦略的パートナーシップ樹立10周年を記念します。
こうした背景の中で行われているフエ国会議長のインドネシア訪問は非常に重要な意義を持っています。また、これはフエ氏がベトナム国会議長としてインドネシアを訪問するのは今回が初めてです。
ハー副委員長(写真:qdnd.vn) |
国会対外委員会のレー・トゥ・ハー副委員長は今回のインドネシア訪問にあたり、双方は多くの協力合意書を締結すると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「この訪問で、両国の国会の指導者、両国の国会委員会、国会議員、国会議員グループなどとの会見や会合が行われ、立法、監視などの分野における経験を共有します」
多国間議会外交活動を強化
フエ国会議長はインドネシア公式訪問を終えた後、AIPAの第44回総会に出席し、第一回全体会議でスピーチを行います。
ベトナムはAIPAの第44回総会の準備のため、3件の決議案を提出しました。女性のための、女性が導くDXに関する決議案、経済成長と持続可能な開発のためのイノベーション、科学技術の応用、移転、開発、および食料、農業、林業分野において責任ある投資に関するASEANの手引きの適用に関する決議案です。先ほどの国会対外委員会のレー・トゥ・ハー副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「これらの決議案は重要なもので、ASEANが経済の回復、開発のため、科学技術、イノベーションなどの分野における利点を活用することに役立ちます。これらはASEAN経済共同体における重要な柱の一つです。これらの3件の決議案のほか、経済委員会、社会委員会、政治委員会の決議案に意見を寄せます。
AIPAに対するベトナムの貢献について、AIPAのシティ・ロザイメリアンティ事務局長は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムはAIPAの第44回総会をはじめ、AIPAの活動に多くの重要な貢献を果たしてきました。ベトナムはAIPAの活動の効果向上を目指し、AIPAの総会に多くの意見と提案を出しました」
フエ国会議長の第44回AIPA議員会議の総会への出席とインドネシア公式訪問はベトナムとインドネシアとの友好関係の強化だけでなく、AIPAにおけるベトナムの地位向上に寄与すると言えます。