チョン氏「強固な党、発展した国、永遠なる民族」執筆
(VOVWORLD) -ベトナム共産党創立89周年を記念して、グェン・フー・チョン共産党書記長・国家主席は「強固な党、発展した国、永遠なる民族」をテーマとした記事を執筆し、各紙が紹介しました。今日のこの時間はその記事の内容をお送りします。
この3年、ベトナム共産党第12回大会の決議を実施してきましたが、ベトナムは経済社会、党の建設と綱紀粛正、国防・安全保障の確保、外交関係の拡大、国際社会への参入などで多くの成果を収めました。
国の機運はよくなっている
2018年に達成した成果について、チョン氏は次のように明らかにしました。2018年のGDP=国内総生産の伸び率はこの10年で最高となりました。2018年のGDPは2400億ドルに達し、2015年の1.3倍となっています。
ベトナムはアジアで最も魅力的な投資先となりました。また、昨年、ベトナムの国際社会への参入で多くの前進をとげています。
また、昨年、党、政府、国会は多くの新しい政策や主張を公布し、経済社会発展に強固な基礎を作り出しました。
政治的、道徳的衰退に歯止めをかけることや各レベルの幹部育成に関する党中央委員会の多くの決議は政治的任務の実現に新風を吹き込みました。特に、汚職防止対策が強化され、党に対する国民の信頼が高まっています。
これらの成功の原因について、チョン氏は次のように分析しています。これらの成功はベトナムがこの30年間実施してきたドイモイ(刷新)政策、全党、全軍、全国民の団結と努力によるものです。
ベトナム共産党が創立されて以来、この89年間の実践を見て、党の正しい指導はベトナム革命のあらゆる勝利を左右するということが分かりました。ベトナム共産党は多くの貴重な教訓を引き出し、多くの輝かしい伝統を作り上げました。
これは民族と階級の利益に忠誠を誓うこと、マルクス・レーニン主義とホーチミン思想を基に民族独立と社会主義を両立させる目標の堅持、独立と自主した路線の維持などです。
国をさらに発展させる
現在、ベトナムはドイモイ事業、国の工業化・近代化事業、社会主義を志向する市場経済の発展、国際社会への参入に取り組んでいます。これは偉大でありながら、困難で複雑な事業でもあります。
そのため、国を発展させ、ドイモイ事業を促進させるため、今後、ベトナム共産党は党の建設と綱紀粛正を強化し、強固で清廉な共産党を建設し、指導方法を改革し、党と国民との関係の強化に努力しなければなりません。
2019年、ベトナム共産党は経済社会発展、国の独立と主権の確保、平和で安定した環境の維持、外交関係の拡大に関する目標遂行のかたわら、党建設に関する第12期党中央委員会第4回総会の決議、ホーチミン主席の思想や道徳、ライフスタイルの学習に関する政治局の5号決議の実施に引き続き取り組んでゆく必要があります。
チョン氏は記事の結びに、ベトナム共産党は託された任務を立派に果たし、平和で独立、統一、民主主義、豊かなベトナムを建設し、社会主義に着実に進んでゆくことへの確信を表明しました。