(VOVWORLD) -ベトナムの伝統的旧正月テトまで、残すところ1か月あまりとなりましたが、現時点で、様々な機関がテト用品の準備を急いでいます。
また、省庁の部門、関連機関、地方は品物の需給バランスを取れる措置や物価の安定を図る措置などを強化しています。
今年のテト用品の備蓄量は昨年同期と比べて10%増加すると予測されています。これらはコメ、新鮮食品、加工食品、食用油、砂糖などです。農業農村開発省農産物加工開発局のフアム・バン・ズイ副局長は「2022年の農産物、食品の生産は好調で、テトを始め、年末年始の国民の需要に十分に応えられる」と明らかにし、次のように語りました。
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「11月現在、豚肉の供給量は昨年同期と比べて12%増、家禽の供給量は5.4%増、牛肉の供給量は3.5%増となりました。また、12月末には、各種の食肉の生産量がおよそ700万トンに達し、昨年同期と比べて4%増となる見通しです。農業農村開発省は供給源を確保するため、市場の変動を見守った上で、国内の食料、食品の供給源を監視し、市場のニーズに基づき生産活動を指導しています」
消費が旺盛なホーチミン市、ハノイ、南部ビンズオン省などでは、11月始めから、省・市の商工局は企業や地方と協力して、テト用品を準備しています。商工省のグェン・ホン・ジェン大臣は次のように語りました。
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「各地方の農業部門に対し、質が高い製品や、テト用品の生産を強化するよう指導しました。これと同時に、テトの前、テトの時期だけでなく、テト明けにも食料、食品の需給バランスを取るとともに、品質と価格の安定に配慮しなければなりません」
商工省と財務省は協力して、必需品を含び、物価の変動を見守り、社会保障制度の実施、インフレの抑制、マクロ経済の安定を目指し、テトの時期における市場安定プログラムを展開しています。
これと同時に、国家銀行は商業銀行に対し、テトの時期における市場安定プログラムに参加している企業に低金利での融資を行うよう指導しました。