(VOVWORLD) -国連環境計画によりますと、自然に分解されないプラスチックごみは現状年間800万トン以上が海に流れ込んでいるとされています。その内の6割のプラスチックごみはアジア地域のものです。
ベトナム科学技術連合会に属するグリーン開発補助センター「グリーンハブ(GreenHub)」は、海洋のプラスチックごみを削減する為に、北部の沿海地域にプラスチックごみ管理の模範的都市の建設プロジェクトを展開しています。
国連環境計画によりますと、自然に分解されないプラスチックごみは現状年間800万トン以上が海に流れ込んでいるとされています。その内の6割のプラスチックごみはアジア地域のものです。ごみの半数以上はアジアの5か国のベトナム、中国、インドネシア、フィリピン、及び、タイから排出されているということです。
2016年~2018年まで、国際自然保護連合は、グリーンハブと連携して、海洋の清掃と海洋プラスチックごみに関するデータの収集を行いました。また、グリーンハブは、2018年3月から2020年3月まで、北部沿海地域にプラスチックごみ管理の模範的都市の建設プロジェクトを実現しています。
グリーンハブの担当者の話を聞いてみました。
(テープ)
「私たちは、北部ハロンとカットバの海に流れ込んでいるプラスチックごみの削減プロジェクトを試験的に実施しています。現地の行政当局は、プラスチックごみの削減に向けた公約をしました。しかし、プラスチックごみだけでなく、各種ごみの削減を目指して、関連各機関の緊密な連結が必要とされます。ごみが良好に管理、処分されるなら、新たな財源としてリサイクルされることが出来るからです。」
このプロジェクトが成功すれば、今後も、全国規模で実現される方針です。このことは、海洋環境の清掃、海洋経済開発に貢献し、海洋の美化とごみのない海という目標の達成に繋がります。