(VOVWORLD) - ベトナムの建国の祖・フン王の命日を記念する行事とフン王神社祭り2019は4月12日から15日まで丘陵地帯フート省ベトチ市にあるフン王神社で開催されています。この数日、数千人の国内外の人々がこれらの活動に参加するためフン王神社を訪れています。
フン王神社の正門
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フン王の命日記念行事とフン王神社祭り2019はフート省が主催し、南部カントー市や、中部ゲアン省、北部山岳地帯ソンラ省も参加しています。
12日、その開幕式が盛大に開催され、その際、歴代のフン王をしのぶために線香を手向ける儀式や、ホーチミン主席の記念モニュメントに花輪をささげる儀式、民族の父親ラク・ロン・クアンと母親アウ・コを祀る儀式などが行われました。フート省文化スポーツ局のグエン・ダク・トゥイ局長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「旧暦3月1日、つまり、1週間前から、フン王神社で、様々な記念活動が始まりました。また、人々の便宜を図るために、フン王神社と関連各遺跡、道路などは修繕されました。それぞれの民謡クラブも準備作業を終了しました。祭りに参加する人々は、ハットソアンなど地元の民謡を楽しめます。」
フン王の命日記念行事とフン王神社祭り組織委員会は、青年ボランティアを展開し、観光客の案内に当たっています。また、安全保障措置もとられています。
この数日、数千人の国内外の人々がフン王神社を参拝 |
ベトチ市交通警察隊のハ・ティエン・ズン隊長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「ベトチ市交通警察隊は1日24時間有人対応体制を実施しています。祭り開催期間中、隊員の全員を展開しています。フン王神社を中心に、交通安全保障措置をとっています。」
フン王の命日記念行事とフン王神社祭りを通じて、フート省を含めベトナムは、世界の人々にベトナムの伝統的文化や、信仰を紹介することを図っています。また、ユネスコが世界無形文化遺産として認定したフン王をしのぶ信仰の価値と影響力を再確認します。これらを通じて、国の建設・発展・防衛事業に功績のある先人の恩に報います。これも、ベトナム民族の美徳の1つとみられています。