ベトナム 国境検問所での新型コロナウイルス対策を強化

(VOVWORLD) - 新型コロナウイルスによる肺炎の感染が多くの国で拡大しているのを受け、ベトナムは国境検問所では予防対策を強化しています。特に、中国と国境を接している各地方は、徹底的な予防対策を展開しています。

長さ250キロメートルの中国との国境線を擁するランソン省は中国からの大きな感染危機に直面しています。そのため、同省の行政府は、国境検問所を始めとする国境線地帯での監視を強化し、感染予防対策に集中しています。また、万が一の場合に備えるために、医療施設や設備、人材の確保を既に準備しました。

一方、東北部のクアンニン省では、1月31日から、モンカイ国境検問所を通しての出入国を停止しています。この検問所での出入国の再開は新型コロナウイルスの感染状況に基づいて決定されるとしています。

北部カオバン省では、1月30日に、同省人民委員会は新型コロナウイルスによる肺炎予防対策に関する指示を出し、その中で、国境検問所での出入国監視の強化、中国の感染状況の更新、必要に応じての設備・人材の確保、国境線にある小道での管理強化などを指導しています。カオバン省国境警備部隊のブイ・ヴァン・ニ大佐は次のように語りました。

(テープ)

「カオバン省の国境警備部隊司令部は、国境検問所だけでなく、国境線にある小道でも監視・管理活動を強化しています。また、地元の行政府だけでなく、中国当局との連携も強化し、感染予防対策を展開しています。」

他方、ラオスと国境を接しているベトナム中部の各地方も新型コロナウイルスによる肺炎の感染対策も展開しています。中部クアンチ省にあるラオバオ国境検問所は、検問所を通する人に、マスクと予防対策に関するチラシを配るなどの措置をとっています。

そして、ベトナムの各地にある国際空港も感染予防対策を強化しています。中部ダナン市にあるダナン国際空港では、水際対策が一段と強化されています。

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