
ベトナムが人権分野において様々な成果を収めた(写真:Vietnam.vn)
先ごろ、スイスのジュネーブで開催されたUPR=国連人権理事会第2回普遍的定期審査作業グループの会議では、ベトナムの人権報告書が承認されました。また、同作業グループはベトナムの積極的かつ効果的な協力と責任感を高く評価しました。
UPRがベトナムの人権報告書を承認したことは、ベトナムの人権分野に対する国連人権理事会を初めとする国際共同体の信頼を示しています。
それらの信頼は、ベトナムにおける人権の成果、ベトナムがUPRの勧告123件のうち96件を厳粛で積極的に実現したことに基づいたものです。その中でも、法律システムの完備、人権に関する政策の立案と遂行、飢餓の一掃、貧困の解消、持続可能な経済発展、社会福祉確保、国民の基本的な自由権確保などがあります。
もう一つの成果は、ベトナムが人権を十分かつ完全に規定する2013年憲法を採択したことです。また、土地法、労働組合法、訴訟法、身体障害者法、弁護士法などの重要な法律の補充と新規発行は、ベトナムにおける人権の法的枠組みの完備に寄与しています。この数年にわたって実施してきた国民の基本的権利の確保、経済・文化社会の指数、貧困解消などは前向きな結果を収めました。それらは、経済、文化、社会の発展と国民の物心両面における生活の面倒を見ることで、さらなる確保がされることを示しています。
一方、ASEAN東南アジア諸国は人権に関するASEAN政府間委員会の発足とその活動に対するベトナムの貢献を高く評価し、ASEAN人権宣言の遂行へのベトナムの貢献を勧告しました。さらに、ベトナムは2013年11月13日に行われた2014年-2016年の任期の国連人権理事会に賛成多数で当選しました。そして、国連の文化権特別報告者ファリダ・シャヒード女史が、昨年12月にベトナムを訪問した際、「私は農村部、僻地、山岳地帯における経済発展、飢餓の一掃、貧困の解消の進歩に印象を持っており、ベトナムにおける全ての国民に対する文化的権利の確保を高く評価する。」と発表しました。
国際共同体はベトナムの人権の遂行について厳粛で率直な評価を出しました。しかし、どこかにはベトナムの人権を歪曲した声明も存在しています。彼らは、人権と国民の自由権の推進へ向けたベトナムの努力を考えずに、それぞれの目的と動機でベトナムを批判してしまいました。それは不公平な評価だといえるでしょう。
UPR=国連人権理事会第2回普遍的定期審査作業グループがベトナムの人権報告書を採択したことは人権を巡るベトナムの厳粛的かつ率直な対話を改めて示しています。
在ベトナム国連事務所のプラティバ・メンタ・ コーディネーターは「私はベトナム政府が国連人権理事会の普遍的定期審査を遵守していることを喜んでいる。つまり、ベトナムが全ての対象者による対話を行い、人権に関する問題と試練を協議したということである。」と発表しました。それは事実のことです。