ベトナムでの信仰の自由

先頃、ベトナムの仏教徒は、盛大な潅仏会を迎えました。これを見れば、ベトナムでの信仰の自由を理解できると言えます。

ベトナムでの信仰の自由	 - ảnh 1

2013年の潅仏会では、ハノイ市、フェ市、ホーチミン市など全国の寺院が綺麗に飾られ、潅仏会を祝う様々な催し物が活発に行われました。国内外の仏教徒たちは線香を手向け、浴仏をしたり、風船を飛(と)ばしたりして、世界の平和を祈ります。楽しく、喜びにあふれた潅仏会を見て、ベトナム仏教の発展をある程度理解できます。ハノイで行われた潅仏会を祝う式典で、ベトナム仏教協会中央委員会のチク・ザ・クアン ( Thich Gia Quang) 副会長は次のように語りました。

(テープ)

「今日、ベトナム仏教協会は、昔からのベトナム仏教のよき伝統を守って、政府と市民の支持を受けて、望ましい成果を収めました。現在、全国での仏教徒の数は4千500万人に、寺院の数は1万6千寺にのぼりました。」

仏教徒たちにとって、潅仏会は重要な行事ですが、キリスト教の信者にとって、クリスマスも同様に重要な行事です。クリスマスや潅仏会など、仏教やキリスト教の重要な行事に、各地方の行政府は各宗教の聖職者と信者を見舞うとともに、各宗教の信者が信仰活動を滞(とどこおり)なく、楽しく行えるように有利な条件を作り出します。各宗教の信仰活動は重要な祝祭だけでなく、日常生活でも保障されています。

各宗教の信者の信仰活動が保障されていることで、ベトナム政府の信仰に対する自由政策というものを示しています。ベトナム社会主義共和国の憲法第70条は「公民は宗教を信仰するか否かの自由権がある。全ての宗教は法の前に平等である。何人(なんぴと)も、信仰の自由を侵害し、または、宗教を利用して、政府の政策と法律に違反する権利を持たない」と明記しました。

全ての公民が法律の枠内で、宗教信仰に関する自由権を履行するため、ベトナム国会、政府は憲法のほか、宗教信仰法令を始め、多くの法令や政令を発布しました。これにより、ベトナムでの各宗教は日増しに発展してきました。2012年末現在、ベトナムでは13の宗教、36の宗教組織、46ヶ所の宗教聖職者養成施設がある他に、25000の寺院や協会があります。また、ベトナムで事業活動を行っている各宗教の組織は、国の発展事業に貢献するための行動計画を作成しています。昨年末行われたバプテストの第2回総会で、政府宗教委員会のブイ・タイン・ハー( Bui Thanh Ha) 副委員長は次のように語りました。

(テープ)

「政府は国民の信仰の自由を尊重するという終始一貫した政策を実施しています。全ての宗教は法の前に平等です。信仰の自由に関する政策の制定は各宗教の信者の正当な願望に応えています。各宗教がこれまでに達成した成果は共産党と政府の宗教政策を示す証です。」

実際、国際社会はベトナムでの信仰の自由を認めており、そして、最近、アメリカのジョン・ケリー国務長官は2012年度版「国際宗教自由報告書」の中に、ベトナムは宗教分野において多くの改善を見せたことを認めました。

 

 

       

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