ドアン・バン・ビェト観光次官（中央）＝観光総局

4日午前に開幕した第26回ASEAN観光担当大臣会合で発言に立ったベトナム代表団の団長を務めるドアン・バン・ビェト観光次官は、「ベトナムはASEAN観光協力活動に深く関与していきたい意向である」と再確認するとともに、「これまでベトナムはASEANのすべての加盟国と二国間観光協力協定を締結してきた」と明らかにしました。また、「ベトナムにとって、ASEANは重要な観光市場であり、ASEANとの協力は重要な意義がある」とし、次のように語りました。

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「ベトナム代表団はフォーラムの枠内で行われた全ての活動に参加しました。ASEAN観光担当大臣会合に出席するほか、ASEANと日本・中国・韓国との連携強化、ASEAN とインドやロシアなど新市場との協力促進も目指しました。同時に、これを機に、UNWTO＝国連世界観光機関や、アジア観光協会などの代表と個別会合を行い、人材育成などの分野での協力強化策などについて話し合いました。これらは積極的な取り組みであると思います」

2023年のATFの枠内で、ASEANと日本、中国、韓国のASEAN+3の観光担当大臣会合も行われた＝VOV

2023年のATFの枠内で、ベトナムはTRAVEX＝国際観光見本市に参加し、「ベトナム‐悠久の魅力（Vietnam - Timeless Charm）」というベトナムの観光ブランド、および、「ベトナムの暮らしを満喫する（Live fully in Vietnam）」という観光スローガンをPRしました。

また、「ベトナムは安全で親しみやすい目的地である」というメッセージを世界に送りました。

見本市を機に、観光総局のハ・バン・シェウ副総局長は記者会見を行い、中部沿海ビントゥアン省で開催される今年の国家観光年や、ハノイで開催されるVITM国際観光見本市、ITE-HCMC＝ホーチミン国際観光見本市、フエフェスティバル2023などについて紹介しました。

2022年には、新型コロナウイルス感染症のマイナス影響にもかかわらず、ベトナムを訪れた外国人観光客数が延べ350万人に達し、その中のおよそ92万人はASEAN諸国からの観光客です。そして、今年もベトナムを訪れる外国人観光客数が急増していくと見込まれています。