ベトナムとアメリカとの関係強化


今回、アメリカを訪問した代表団の一員であるベトナム外務省のブイ・タン・ソン副大臣はアメリカ政界と実業家に意義あるメッセージを伝えました。これはベトナムがあらゆる分野でドイモイ刷新事業を推進することやベトナムは世界各国との独立・自主・全方位外交政策を堅持し、アメリカを含め、相手諸国とのパートナー関係を深化させることなどです。今後、ベトナムは経済成長モデルの刷新、経済改革と経済構造の再構築を行います。


今回の訪問にあたり、ベトナム代表団は世界経済が多くの困難に直面している背景の中で、アメリカはアメリカ向けのベトナム輸出品に対する貿易障壁の撤廃のためベトナムと協力する必要があるとの見解を示しました。ソン副大臣は次のように語りました。

(テープ)

「今回のアメリカ訪問にあたり、ベトナム政府の代表団は今後のベトナムの方針を明確に表明しました。第一は 今後、ベトナムはインフレの抑制、マクロ経済の安定化、社会福祉の確保を引き続き実施するということです。第二は 経済構造の再構築と経済成長モデルの刷新を行うということです。第三は 2011年から2021年までの経済社会発展戦略を実施するということです。」

ソン副大臣はこのように語りました。

今回の訪問にあたり、アメリカの政界は経済、貿易、投資、科学技術、教育養成などの分野、および、アセアン東南アジア諸国連合、ARF地域の安全保障環境の向上を目的とするアセアン地域フォーラム、APECアジア太平洋経済協力会議、EAS東アジア首脳会議などにおけるベトナムとの協力関係を強化する意向を表明しました。アメリカは双方が貿易問題に関する問題点の解決やTPP環太平洋戦略的経済連携協定に関する交渉を早期に完成させるため努力することを望んでいます。

また、ワシントンに滞在している期間中、ニン副首相はベトナムとアメリカとの経済関係に関する座談会に出席し、アメリカの大手企業の責任者が参加しました。この座談会で、ニン副首相はアメリカを含め、外国人投資家に有利な環境を整えることを確約しました。これについて、さきほどのソン副大臣は次のように語りました。

(テープ)

「双方は両国関係の改善のための具体的な措置について意見を交換しました。この意見交換を通じて、双方は協力に関する行動計画と残されている問題を深く理解できました。この意見交換の後、両国関係が今後改善されることを期待しています」

このように語ったソン副大臣は「今回のアメリカ訪問で、アメリカ連邦上院の

ダニエル・イノウエ議員、上院外交委員会のジム・ウェッブ東アジア・太平洋小委員会委員長、世界銀行のロバート・ゼーリック総裁と会見を行いました。ソン副大臣は次のように語りました。

(テープ)

「世界の各金融機関はベトナム政府が提出した経済措置を高く評価しています。2012年がベトナムはこれらの措置を引き続き実現するならば、インフレ率を2桁台以下に抑えること、および、経済成長率の維持をさせてゆくことを確信しました。これらの機関はベトナムのこれらの措置の実施を援助する用意があると強調しました。」

ソン副大臣はこのように語りました。

ベトナムとアメリカとの関係は経済、貿易、投資、科学技術など多くの分野において発展しています。ブーバンニン副首相の今回のアメリカ訪問は両国関係の強化、発展に寄与することでしょう。

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