ベトナムとアメリカとの25年間の協力関係

(VOVWORLD) -1995年7月11日、ベトナムとアメリカとの国交が正常化されました。この25年間、ベトナムとアメリカは信頼醸成に多くの成功を収め、互いの全面的パートナーとなりました。両国関係が幅広く発展してきました。

ベトナムとアメリカとの25年間の協力関係 - ảnh 1  トラップ大統領とグェン・スアン・フック首相

                  (写真:VGP)

この25年間、ベトナムとアメリカとの関係は印象的な成果を収めました。両国関係が政治、外交、経済、貿易、投資、科学技術など多くの分野で発展し、両国は全面的パートナーとなりました。

印象的成果

この25年間、両国は多くの困難と試練を乗り越え、過去を閉ざして、未来に向かい、独立・主権、領土保全、政治体制の尊重を基礎に、全面的パートナー関係を確立しました。

在ベトナムアメリカ大使館のダニエル・クリテンブリンク大使は「ベトナムとアメリカとの関係が今のように発展するとは思っていない。政治、外交から経済、貿易、投資まで多くの分野で著しく発展している」と明らかにすると共に、両国間の取引総額は1995年の4億5千万ドルから2019年の776億ドルまでにのぼった」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ) 

「最も意義深いことは両国が過去を閉ざして、友好関係を築くということです。ベトナムとアメリカは互いの信頼にたる相手となり、共に繁栄します。ベトナムとアメリカとのパートナー関係が今までになかったほど急速に発展していると思います」

一方、ベトナムとアメリカとの関係がアジア・インド太平洋、および、世界の平和、安定の維持、協力、法律の尊重に前向きに貢献しています。

両国関係の今後の発展に弾みをつける

現在、ベトナムとアメリカとの関係が新型コロナウイルス感染症の拡大により悪影響を受けていますが、両国は協力関係を維持するだけでなく、疫病の予防、医療設備の供給など新たな分野へ拡大させています。特に、ASEAN2020の議長国を務めるベトナムはアメリカとASEANとの医療分野での協力を促進することに取り組んでいます。

現在の両国関係の優先課題の一つは経済、貿易、投資分野における協力を強化し、新型コロナウイルス感染後の両国の経済回復を支援するということです。アメリカ駐在ベトナムのハー・キム・ゴック大使は次のように語りました。

(テープ) 

「この25年間、両国の信頼醸成には多くの前進を見せました。これは両国の協力関係に基礎を作り出しています。今後、両国は地域と世界情勢の複雑な推移がもたらす試練を解決するため、今後も引き続き協力します。その中で、両国関係に残されている問題点を始め、ベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海、および、アジア太平洋地域の平和・安定の維持、紛争の平和的解決などがあります。今後、両国はこの25年間に達成した成果を生かして、両国関係をますます発展させることを確信しています」

国交正常化されてからこの25年間、ベトナムとアメリカとの関係が急速に発展しています。これは今後の両国関係のさらなる発展に土台を作ることでしょう。

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