ベトナムとイスラエルの関係

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  ベトナムのチュョン・タン・サン国家主席の招きに応じて、イスラエルのシモン・ペレス大統領は23日からベトナム公式訪問を開始しています。イスラエルの大統領によるベトナム訪問は両国の外交関係が1993年に樹立されて以来今回が始めてです。この訪問は、科学技術や投資、貿易、観光をはじめすべての分野における両国の関係を新たな発展段階に押し上げます。この20年あまり、両国は、多くの分野において協力関係を行ってきましたが、農業、医療の分野に集中していました。最近は、両国の関係が良好に発展していると言えます。2010年3月ベトナムのグェン・タン・ズン首相は、両国間の全面的協力関係の強化に関する主張を採択しました。2010年、両国の商取引貿易額は、2億2000万ドルに達し、2008年と比べ34%増となりました。現在、イスラエルは、ハノイ、ホーチミンの両市、中部カンホア省などで幾つかの大規模なプロジェクトを行っています。イスラエルのペレス大統領のベトナム訪問について、在ベトナムイスラエル大使館のペレス大使は当放送局のインタビューに対し、次のように語りました。

「両国の協力関係における一番重要な協力分野は農業です。イスラエルは、農業発展についての強みを持っていますから、ベトナムと共にその経験を分かち合いたいと思います。その一方で、ベトナムは、科学技術の発展活動を拡大していますので、私達はベトナムと科学技術における協力をさらに強化したいと思います」ペレス大使はこのように語りました。

  イスラエルは資源に恵まれない国ですが農業生産活動にハイテクを活用していますので、経済面で大きな成果を収めました。在イスラエルベトナム大使館のディン・スァン・リュ大使は次のように語りました。

「ベトナムは人材面での潜在力が大きいです。勿論、融資に関する要素も重要なのですが、新たな技術、ハイテクがない場合、工業化と現代化の事業も様々な困難に直面すると思います。逆に、イスラエルにとって、ベトナムは大きな市場であると思います」リュ大使はこのように語りました

  現在、ハノイ市やホーチミン市、港湾都市ハイフォン、ゲアン省などで行っている花と野菜、果物の栽培、乳牛の飼育に関する両国の各協力プロジェクトは、効果を挙げています。その一方で、両国も科学技術における密接な協力を持っています。ベトナム科学技術省のレ・ディン・ティエン副大臣は、次のように語りました。

「水処理及び水資源の合理的管理に関するイスラエルの先進的技術を研究する活動は、ベトナムの関心を集めています。そのため、イスラエルの先進的技術は、両国間の協力関係を発展させる前提であると思います」

  ティェン副大臣はこのように語りました。

イスラエルのシモン・ペレス大統領の今回のベトナム訪問は、両国間の協力関係に新たな協力の機会を作り出すことでしょう。

 

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