(VOVWORLD) -12月21日から22日まで、グエン・スアン・フック国家主席は、カンボジアを公式訪問しています。この訪問は、両国の緊密な関係を反映すると同時に、良好な隣国関係、長期的かつ全面的で持続的な協力関係の強化に向けた決意を示すことです。
フック主席の今回の訪問はカンボジアにとって外国からの2021年最初の元首による訪問となっています。
ベトナムとカンボジアとの関係に新たな原動力を作り出す
フック主席による今回のカンボジア訪問は、2022年にベトナム・カンボジア外交関係樹立55周年を記念する前に行われるものです。そこで、この訪問は両国間の良好な隣国関係、長期的かつ全面的で持続的な協力関係の強化に向けたベトナムの党、国家、国民の決意を示すものであると評されています。さらに、この訪問は両国の指導者らが両国の潜在力やメリットを活用すると共に、経済協力の新たな原動力を作り出す為のチャンスでもあります。
タン大使 |
在カンボジアベトナム大使館のグエン・フィ・タン大使は次のように語りました。
(テープ)
「この訪問に当たり、双方は、この間の協力の結果を振り返ります。その他にも、共に感心を持っている地域と国際の状況について討議します。特に、経済などの分野における両国の協力関係の強化措置を討論します。この機に、両国の指導者らは、幾つかの重要な協力合意書の調印式に立ち合います。両国関係が重視、維持される共に、全ての分野において推進されてゆくよう期待しています。」
ベトナムとカンボジアは常に補助し合う
この2年間にわたり、新型コロナウイルス感染症がそれぞれの国の発展事業に大きな影響をもたらしてきましたが、ベトナムとカンボジアとの関係は絶え間なく発展しています。両国は連携して疫病対策を良好に実現し、物心両面において互いに支援しています。双方は、共通する国境地域の発展方向を模索する為に、複数の会合を開催してきました。全ての分野において協力関係は疫病の影響を受けているにもかかわらず、依然として維持され、発展しています。経済分野について、カンボジアのフンセン首相はベトナムのグエン・フ・チョン党書記長との電話会談で、二国間の貿易取引総額をかつてない程高い水準に引き上げることで一致しました。特に、両国は地域と国際の場において常に連携し合っています。
Chay Navuth 大使 |
在ベトナムカンボジア大使館のChay Navuth 大使は次のように語りました。
(テープ)
「2020年、ベトナムはベトナム共産党の指導の下でASEAN議長国としての役割を立派に果たし、ASEAN内の協力の発展に貢献してきました。2022年に、カンボジアはASEAN議長国としての役割を果たします。両国の指導者らは、常に、オンライン会合や電話会談を行っています。このことは、両国間の団結精神と相互支援、及び、カンボジアのASEAN議長国に対するベトナムの支持を改めて示しています。」
緊密な団結、伝統的友好関係の基で、ベトナムとカンボジアの政府、国民は、常に、国の建設防衛発展事業における両国関係の意義と重要性を深く認識しており、二国関係の緊密化に向けた決意を固めています。フック主席による今回のカンボジア訪問は、二国間関係を深化させ、両国民の適切な利益をもたらし、地域と世界の平和、安定、協力、発展に積極的に貢献してゆくと期待されています。