ベトナムとカンボジアとの関係

26日、カンボジアのフンセン首相夫妻はグエン・タン・ズン首相の招きに応じて、3日間にわたるベトナム訪問を開始しました。フンセン首相が再選後の初の外遊先としてベトナムを訪問することはベトナムとの関係を重視しているというカンボジアの外交政策を示すものと見られます。


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2012年6月に行われた両国の国境標識314号の落成式に参列した
ズン首相とフンセン首相(写真:Chinhphu)

ベトナムとカンボジアとの関係は長い歴史を持っています。現在、両国は全方位外交政策を実施しており、双方関係の強化に力を入れています。それぞれの国の努力により、近年、両国間の伝統的友好と全面的協力関係は絶え間なく発展しています。

両国は、「善隣・友好・全面協力・長期安定」という方針に従って、関係を維持しています。これまで、両国は協力文書80件を締結し、関係強化に法的基礎を作り出してきました。

ファム・ビン・ミン副首相兼外相は次のように語りました。

(テープ)

「両国関係は歴史の多くの変動を乗り越え、良好に発展しています。両国が高級訪問団の交換を維持することはその緊密な関係を表すものです。特に、両国国民間の交流、相互支援精神、国境沿いにある各地方の住民の協力などにより、今後もその関係が引き続き良好に発展していくと信じています」

ベトナムとカンボジアとの経済協力に関しては、2012年の両国間の貿易額は33億ドルに達し、前年と比べ18%増、そして、今年1月から10月に同額は約30億ドルに上り、8%増となっています。一方、両国の社会団体間の関係も益々発展しています。

これに関し、ベトナムカンボジア友好協会のブー・マオ(Vu Mao)会長は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムとカンボジアとの関係は特徴があります。友好協会の設立は両国関係の強化に貢献しています。今後、両国の若い世代を対象に両国関係に関する宣伝啓蒙、教育を進める必要があります。今後も我が協会はベトナム・カンボジアの友好協力の促進に尽力していきます」

二国間関係だけでなく、ベトナムとカンボジアはメコン川流域諸国のフォーラムや、アセアン、ASEM、国連など国際場裏でも相互支援と協調を促進しています。こうした中、今回のフンセン首相のベトナム訪問が両国関係の更なる発展に寄与すると期待されています。

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