ベトナムとベラルーシとの関係

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ベラルーシのミハイル・ミャスニコビッチ首相

ベラルーシのミハイル・ミャスニコビッチ首相夫妻は29日、ベトナムのグエンタンズン首相の招きに応じて、12月1日までの日程でベトナム公式訪問を開始しました。訪問期間中、同首相はベトナムの指導者らと会談し、両国関係強化策と国際諸問題などについて討議するということです。この訪問は経済や貿易、投資をはじめ、両国間の協力の一層強化に新しいチャンスを作り出すと評されています。

ベトナムとベラルーシはソ連時代から伝統的友好関係があります。ベラルーシは1998年にベトナム駐在大使館を、そして、ベトナムは2003年にベラルーシ駐在大使館を開設しました。両国は、ハイレベルだけでなく、各省庁、地方のレベルの訪問団を頻繁に交換してきました。また、国連や非同盟運動などのフォーラムでも支援しあっています。両国の経済関係も迅速に発展しています。今年1月から9月まで、両国間の貿易額が1億5000万ドルを越え、2010年と比べ2・6倍増となりました。ベトナムはベラルーシに水産物や電子製品、家電、繊維製品、履物、ゴム、農産物などを輸出している一方、ベラルーシから肥料、機械・設備とその部品などを輸入しています。両国は経済・貿易・科学技術協力政府合同委員会を設立し、8回にわたり会議を開催してきました。両国の各地方間の協力も良好に発展しています。これまで、ハノイとミンスク、ダナンとグロドノ、ビントゥアンとビチェフスクとの姉妹関係が締結されました。教育、労働、交通、情報通信、国防、安全保障、医療、観光、スポーツなどの分野での協力も大きく発展しています。

今回のミャスニコビッチ首相のベトナム訪問を機に、ミンスク自動車生産工場のベトナム事務所の開設式、ベトナム・ベラルーシ科学技術研究連携センターの設立に関する合意書の調印式、ベトナム・ベラルーシ企業フォーラムなどの活動が開催され、両国間の協力強化に寄与します。

ベラルーシ側は「今回のミャスニコビッチ首相のベトナム訪問はベラルーシがベトナムとの関係強化を希望してることを示すだけでなく、両国企業に協力のチャンスを作り出す目的でもある」としています。

アイン・フイエン

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