ベトナムとラオスとの国境標識の設置

ベトナムとラオスとの国境標識の設置 - ảnh 1

9日、ベトナムとラオスは、中部ゲアン(NgheAn)省のタンチュイ(ThanhThuy)とラオスのボリカムサイ県ナムユン検問所で、国境標識設置作業の完成と、第460号標識の除幕式を執り行う式典が行われます。これは両国にとって歴史的な出来事であると見られています。

ベトナムとラオスとの国境線は全長2060キロメートルを越え、ベトナムの10の省及びラオスの10の県に接しています。1977年7月18日に、ベトナムとラオス間の国境線画定協定が調印されました、1987年初頭までに、両国は国境線に沿った214基のコンクリート製の標識の設置作業を基本的に完成させていました。この標識のシステムは国境線の実情と国際法の規定に合致しており、ベトナムとラオスが国境の管理と保全を実現するための重要な法的基礎となっています。しかし、平等・それぞれ国の独立、主権及び領土保全の尊重という基礎に従って、平和・友好・安定・長期協力を目指す国境線を建設するために、2008年1月30日に両国政府は「ベトナムとラオス間の国境標識の増強」プロジェクトの作成と実施へ向けて連携することで一致しました。同プロジェクトは2014年までに実施される予定です。

この6年あまり経った現在、激しい気象、険しい地形などの様々な困難に乗り越え、両国政府の指導を受け、また関連各省庁や地方の連携と努力により、双方は793箇所に当たる835基の大理石の標識を計画より早く完成させました。国境標識の増強は持続性を確保すると同時に、国際通例に合致しています。

ラオスに接している国境線が長い中部ハーティン(HaTinh)省はこの数年間、両国間の国境標識の増強を効果的に行なってきました。ハーティン省国境警備部隊参謀長のグェン・フィ・チュンハーティン省国境標識設置班長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「ハーティン省とボリカムサイ県の国境標識設置担当者の連携、及び標識設置指導部の指導の下で、国境警備部隊はハーティン省とボリカムサイ県間の国境線を画定し、標識の設置を計画通り完成させるようになりました。」

両国間の標識設置作業は様々な困難を乗り越えたものの、1977年から1986年までの間に、両国間の国境線が明確に確定され、標識が掲示されたため、多くの利便に恵まれました。この国境線は2003年両国がともに現代的かつ精密な技術で作成した地図で十分に示されています。

ラオスのサバナケット県国境標識設置副班長のタノンソン大尉は次のように語りました。           

(テープ)

「指導部の指導を受けて、私たちは、クアン・チ省とサバナケット県、ハーティン省とカム・ムオン県の国境線に沿って標識の増強を行ないました。業務遂行中に、私たちは互いに緊密に連携し、有利な条件を作り出してきました。」

ベトナムとラオス間の国境標識の増強作業を完成させたことは両国民にとって大きな意義を持っており、両国の関係の強化に寄与しています。

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