5日、ベトナムとラオスは外交関係を樹立して50周年記念日を迎えました。この50年、両国の伝統的友好協力関係は益々発展しています。これを機に、ベトナムのチョォン・タン・サン国家主席がベトナムラオスとの良好な関係について記者団のインタビューに答えました。
サン主席は「両国の関係は国際関係において持続的かつ稀なものとなっている。世界史上において、連携や同盟、協力などの様々な形式がありますが、ベトナムとラオスの関係は特別で兄弟関係であり、両民族の貴重な財産である」と明らかにました。また、サン主席は「ベトナムとラオスの特別な関係がなければ、かつての両国の民族解放事業は勝利しえなかったし、それぞれの国の建設と防衛事業も大きな成果を収めることがませんでした。
この50年間における両国関係の良好な発展を評価したサン主席は「かつての民族解放事業において、両国は団結し、困難を分かち合い、ともに発展してきました。それぞれの国の収めた成果は両国の特別協力関係の発展と結び付いたものです。1962年から1975年にかけての両国の関係は民族の独立、自由のため戦った連携関係であった。共通の敵との闘争に向け両国が統一した主張、政治路線、軍事路線を基に、ベトナム労働党とラオス人民革命党は民族独立及び社会主義の旗を揚げ、団結し、正しい革命路線を指導した。」と強調しました。
サン主席は「1975年から、両国の関係は新たな発展段階に入った。これは両党、独立した両国家、主権ある両国家間の協力関係でした。政治、国防面での協力の発展とともに、経済、貿易、投資の分野における関係も良好に発展した。1977年7月18日、両国はベトナムラオス友好協力条約及び国境線画定協定に調印した。ラオス人民革命党とベトナム共産党第6回大会の後、両国は刷新事業、国際への参入を促進した。両国関係は発展し、それぞれの国の建設と防衛事業に寄与した」と述べました。
また、この50年、両国の関係は政治や対外、国防安全、教育養成、経済、貿易、科学技術など全ての分野において発展した。現時点で、ベトナムはラオスで52億ドル相当の投資プロジェクト453件を実施しており、対ラオス投資国の中で、トップとなっています。両国は2015年の取引額を20億ドルにする目標を掲げています。収めた成果に基づいて、両国は外交関係樹立50周年及び友好協力協定締結53周年を記念するために2012年を「ベトナムラオス友好年」にすると決めました。」と語りました。
今後の両国関係に関してサン主席は、「両国の関係は新たでダイナミックに発展し、両国民の願望に応えながら、地域と世界の平和、安定、協力、発展に寄与する。両国の若い世代は先輩世代の伝統を発揮し、両国の伝統的友好協力関係をさらに強化するよう希望しました。