ベトナムとラオスの関係

18日、ベトナムとラオスは7月18日の友好協力条約調印から35周年の記念日を迎えました。この条約はホーチミン主席とカイソン主席が提唱した伝統的友好協力関係の強化における両国の決意を示すものであり、両国の関係を新たなページに切り開くものでもあります。ラオス人民革命党の故カイソン主席は「世界の革命史において、プロレタリア国際主義の輝かしい鏡は沢山ありますが、ベトナムとラオスのような長期的かつ全面的な団結、連携がありません。」と明らかにしました。ベトナムの国の統一事業及びラオス人民革命党の誕生が1975年に実施されて以来、両国の協力関係は新たな段階に入りました。それは友好関係、特別な団結、全面的な協力によるものです。この良好な関係について、ラオスのチュンマリ・サイニャソーン国家主席はベトナムの声放送ビャンチャン支局のインタビューに対し、次のように語りました。

「テープ」

「この関係はすべての分野において見られるもので、国際と地域の新たな発展展段階においても日増しに発展しています。両国はともに発展する必要があります。私たちはベトナムの豊かと発展を自国の豊かと発展と見做しています。両国は共同国境線を持つ近隣国で、ホーチミン主席とカイソン主席が建設した団結の伝統を持っています。」

チュンマリ国家主席はこのように語りました

両国間の友好協力条約は1977年に調印されました。この時点は世界では科学技術革命が進んだ時期でした。そのため、両国はそれぞれの国の発展及び繁栄に向けて全面的に協力すると公約しました。この条約は両国の政治、国防安全、経済、投資、貿易、外交、教育などのすべての分野における協力関係の強化に有利な条件を作り出すものです。これにより、両国は経験交流や国連、アセアン東南アジア諸国連合の活動への積極的な参加などを行いました。この35年、両国は経済関係を優先させています。今年5月まで、ベトナムはラオスに34億5千万ドルを投資し、対ラオス投資国の中で、第3位に立っています。これについて、在ラオスベトナム大使館のタ・ミンチャウ(TaMinhChau)大使は次のように語りました

「テープ」

「ベトナム企業はラオスの農・林業、特に木工製品の分野に集中的に投資しました。また、財政、銀行の分野へ投資も徐々に発展しています。その一方、郵政通信や鉱物の開拓、サービスなどの分野も明るい兆しを見せています」

チャウ大使はこのように語りました。

経済分野とともに、教育養成分野における協力も発展しています。現在まで、ベトナムは多くの分野に携わるラオスの幹部1万2000人の養成を援助してきました

今年は両国の外交関係樹立50周年を記念する年でもあります。そのため、様々なイベントが開かれています。両国の指導者による会見、会合で、双方は伝統的友好協力関係の強化を優先させるとともに、この関係を両国の貴重な財産と見做すことで一致しました。先頃、ベトナム北部山岳地帯ソンラ省で行われたたベトナム・ラオス国会協力関係会議で、ラオスのパーニ・ヤトトゥ国会議長は次のように語りました。「テープ」

「地域と国際の情勢が複雑に変化していますが、両国の特別な団結、全面的な関係はそれぞれの国の繁栄と幸福に向け絶え間なく発展しています。私たちはベトナムとともに、両党、国民間のこの偉大な関係、特別な団結、全面的な協力をさらに発展させると公約しました」

パーニ・ヤトトゥ国会議長はこのように語りました

現在、この関係をさらに発展させるため、両国は具体的な政策を実施してゆくことでしょう。

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