
ファム・ビン・ミン外相
先頃、スイスのジュネーブで、第22回国連人権理事会が開幕しました。席上、ベトナムのファム・ビン・ミン外相は演説を行い、「世界は人権分野で予測できない複雑な問題に引き続き直面している。世界的な経済危機が殆どの国での人権確保活動に影響を及ぼしている」と指摘しました。
演説の冒頭で、ミン外相は「人権理事会が設立されて以来、効果的に活動し、世界における人権の促進と保護に適切に貢献しており、人権を国連の主要な3つの柱の一つにしてきた。」と強調しました。しかし、人権に関する国際的な試練が複雑で、予測できない現在、ミン外相は「人権理事会は活動の効果を高め、人権に関する試練に対応できる有効な措置をとる必要がある。人権理事会は各国の協力や対話の促進に寄与するフォーラムでなければならない。」と提案しました。
また、ミン外相は「ベトナムは人権分野において、人権評議会と全ての国々の努力に引き続き寄与する」と強調しました。
ミン外相によりますと、ベトナム国家の終始一貫した政策、国際基準に従って、全ての人権を尊重、確保することです。その証としては、この数年間、ベトナムにおける人権と基本自由権は日増しにさらによく尊重、確保されるようになりました。
特に、独立、自主、世界への全面的参入という政策で、ベトナムは人権分野を含む国際諸問題に積極的に参加し、建設的貢献をしてきました。ベトナムは人権に関する殆どの重要な国際条約に参加し、障害者権利条約の早期批准、拷問等禁止条約への加入に関する手続きを完成しています。
また、ベトナムは国連人権理事会のUPR普遍的定期審査を極めて重視しており、第1ラウンドーの審査における提出を承認し、厳粛に実現しています。さらに、ベトナムは、人権を更に良く確保するために、人権に関して多くの国と二国間協力や対話を促します。
ベトナムは、毎年、複数の国と人権対話を行い、アセアン東南アジア諸国連合における人権の協力強化に適切な貢献をしてきました。
演説の中で、またミン外相は「ベトナム政府は2014年から2016年の任期の国連人権理事会理事国として立候補することを決定した。人権理事会国になるベトナムは国連憲章の目標と原則、人権に関する国際基準を貫徹し、他の加盟国と緊密に連携し、人権理事会の一般的活動に積極的に参加することを公約している」と明らかにしました。
演説の最後に、ミン外相は「基本的人権の尊重と確保は人類の渇望である」と強調すると同時に、第22回国連人権理事会が様々な適切な結果を収めるよう希望を表明しました。