近日、ベトナム世論は、ベトナムの政治を歪曲した情報を伝える幾つかの匿名ブログについて相次いで取り上げています。
これまでベトナム国家は個人や組織に対し、政治・経済・社会・文化・芸術などについて情報を交換したり、見解を述べたりする目的としてのブログやウェブサイトの開設を禁止していません。また、ベトナム国家はインターネット利用による情報検索・交換などを禁止していません。ベトナムの共産党、国家、祖国戦線は、全ての個人や組織が国の建設防衛事業、党の建設と綱紀粛正などに寄与する意見や提案を提出することを常に歓迎しています。
この数年間、ベトナムにおけるブログやウェブサイト、電子新聞が急速に発展していることはベトナムにおける「情報爆発なる現象」が事実であることを示しています。人民のインターネット使用が毎年増加していることはこの事実を改めて強調しています。ベトナムにおける民主的かつオープンな情報通信は社会的生活、イノベーションなどに適切な効果をもたらしました。
しかし、厳粛かつ客観的に見ると、インターネットを利用して、不法な活動、悪意ある行為、ひいては、ベトナム民族の大団結を破壊し、ベトナムの党と国家に反対する行動を起こしていたじちにあることが分かりました。この数日間、世論は、政治論議が活発に行われている幾つかのブログが最近、次のように取り上げられています。
第1は、これらのブログには、住所も、編集部も、責任者なども不明であるということです。そのブログは個人かグループか、国内のものか外国のものかも分かりません。ですから、これらのブログ投稿者は行方を意図的に隠しているのでしょう。
第2は、これらのブログは情報が検証されたものでなく、情報源も不明のままということです。また、情報源が明らかにされたとしても、編集済みのものです。ジャーナリストにとって重要である道徳的原則は情報源を検証した情報を伝える責任を果たすということです。
第3は、これらのブログの情報は、読者の好奇心を利用した悪意ある未検証の事件で、各レベル指導部、特に高級指導部に関係していることです。その上、個人的なことを取り上げ、挑発的な言葉で他人のプライバシーを侵害しています。
第4は、ブログ投稿者の情報の提供方法は悪意があるということです。不明な情報源のかたわら、彼らは複数の事件を一つに結合させて、読者を誤解させてしまい、真偽のほどは不明のままです。
さらに悪意的なことは、これらのブログは歪曲した情報で現在のベトナム政治状況は極めて消極であることを意図的に描かれています。彼らは、高級指導者の内部が深刻に矛盾していることを意図的に伝えてることで、読者に制度の疑惑、制度嫌いさせるのが狙いです。
近代的な情報手段で、発言の自由を利用したこれらのブログ投稿者は、制度の転覆を呼びかける行為をしています。
これらの匿名ブログは、内容が情報通信の趣旨と目的にまったく逆行しています。ブログ投稿者は自分自身がベトナム民族の敵対勢力であるという姿を表わしていることにほかなりません。