ベトナムにおける戦争後の地雷と不発弾による後遺症の一掃
(写真:Vnexpress)
この地雷と不発弾の処理作業は、平和な時代におけるベトナムにとって激しい戦いであると見られています。そのため、先週ハノイで、2010年から2025年までの戦後の地雷と不発弾を克服する国家行動プログラムの国家指導委員会、つまり504号指導委員会が発足されました。
統計によりますと、ベトナム戦争中にアメリカ軍が使用していた武器は1千5百万トン、不発弾と地雷は約89万トンにのぼり、660万ヘクタールの土地が地雷と爆弾に汚染されており、現地住民と経済社会発展に悪影響をもたらしています。さらに、1975年の戦争終結以来、地雷と不発弾により4万2千人が死亡したほか、6万3千人が負傷しました。戦争終結直後ベトナム政府は地雷と不発弾の処理作業に特別配慮しており毎年数億ドルを拠出してきました。
504号指導委員会委員長を務めるグェン・タン・ズン首相は次のように語っています。
(テープ)
「ベトナム政府は、戦後の地雷と不発弾の克服国家行動プログラムを批准しました。今後地雷と不発弾の処理作業の任務は、極めて重いです。ベトナム政府は、国内のすべての力を徹底的に動員すると共に、国際共同体からの協力支援を引き続き受けたいと希望しています」
ズン首相はこのように語りました。
地雷と不発弾の撤去に参加する工兵部隊指令のファム・クアン・スアン少将は、次のように語っています。
(テープ)
「2015年までのこのプログラムの任務は地雷・不発弾が残っている地域の全国調査・考察・地図の作成、国家技術基準の作成、地雷と不発弾の克服に関するデーター管理センターを設立すること、そして、です。又、地雷・不発弾の撤去プロジェクトを実施することです。向こう5年間で50万ヘクタールの土地の地雷と不発弾が撤去されるように取り組んでいます」
スアン少将はこのように語りました。
他方、同プログラムの最も重要な目標は、不発弾を撤去、無効化させるほか、僻地やかつての戦場に住む住民の認識を向上させる上で、不発弾を主体的に回避し、被害を最小限に抑え、不発弾の負傷者の社会復帰を補助することです。
現在、戦後の地雷・不発弾克服国家行動プログラムは経済社会発展プログラムや関連活動などと同時に実施されています。同時に、ベトナム政府と各省庁は、その克服作業への外国からの支援を働きかけるために、宣伝活動を積極的に行っています。
これまで、各国政府や国際組織は、戦後の地雷と不発弾の克服作業への支援を継続することを公約しています。在ベトナムアメリカ大使館のデビッド・ジア大使は、次のように語っています。
(テープ)
「戦後の地雷と不発弾は複雑な問題であるものの、私たちは共に連携し、遠くない未来における不発弾の悪影響を最小限に抑えることが出来ると楽観視しています。アメリカ側は、ベトナム政府や非政府組織、国際諸組織と引き続き連携して、この問題の解決に寄与したいと思います」
在ベトナムアメリカ大使はこのように語りました。
ベトナム政府が戦後の地雷と不発弾の克服国家行動プログラムを採択したことは、この作業に対するベトナム政府の決意を示しているものといえるでしょう。
(記者:アイン・フェン)