ベトナムのASEAN加盟25周年

(VOVWORLD) -ベトナムは1995年7月にASEAN=東南アジア諸国連合に加盟してから、積極的かつ責任のある一員となっています。
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ASEANの発展に寄与してきたベトナムの貢献

2020年は、ベトナムが3度目となるASEAN輪番議長国を務め、ベトナムのASEAN加盟25周年を記念する年となっています。この25年間、ベトナムは、実践に適用された複数の構想を提出してきました。その中でも、ADMM+=拡大国防相会議や、ASEANの女性と子供の権利保護促進委員会の発足などがあります。

ベトナムは、調整役として、ASEANと戦略的なパートナーである中国、アメリカ、ロシア、日本、韓国、欧州連合、オーストラリア、インドとの関係の深化を良好に実現してきました。その一方で、ASEAN共同体構築プロセスの展開や、「ASEAN統合イニシアティブ」の起草などに積極的に参加しました。この25年間にわたるベトナムの役割と貢献について、ベトナムのチャン・ドック・ビンASEAN大使は次のように評価しています。

(テープ)

「この25年間、ベトナムは、ASEANの全ての活動における主体的かつ積極的な一員です。ベトナムは、ASEAN共同体の発展に多くの重要な貢献をしてきました。また、ベトナムは、ASEANの協力活動に積極的に参加し、ASEAN内の団結・統一の強化、地域の協力・平和・安定の維持におけるASEANの中核的な役割の向上に貢献してきました。」

2019年に、ベトナムはASEAN加盟諸国と共に、ASEANのインド太平洋構想の統一見解文書を作成し、採択しました。一方、パンデミックの影響で中止されていたASEAN加盟諸国と中国間の「海上行動規範」の早期達成に努力しています。同年、ベトナムは、サービス貿易協定に関する交渉終了、非関税障壁撤廃プロセスの作成、RCEP=東アジア地域包括的経済連携に関する交渉終了に参加しました。

2020年のASEAN議長国の役割を示すベトナム

2020年、ASEAN共同体は、世界中に蔓延している新型コロナのパンデミックに対応するために、適宜に行動し、主体的に適応して、各国と連帯し合いました。新型コロナ対策に関するASEAN特別首脳会議とASEAN+3が2020年4月に成功裏に開催された後、6月に第36回ASEAN首脳会議が始めてオンライン形式で開かれました。

今回の首脳会議で、ASEAN加盟諸国の指導者らは、連帯と主体的適応に関する宣言を出しました。ベトナムの指導の下で、ASEAN加盟諸国は、新型コロナとの闘いにおいて望ましい成果や構想を分かち合いました。それらは、ASEANの新型コロナ対応基金、ASEANの緊急医療設備備蓄倉庫の設立、新型コロナ収束後のASEANの回復に関する総合計画の立案、緊急医療状態での疫病対応手順作りなどです。

リム・ジョクホイASEAN事務総長は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムは、新型コロナのパンデミック対策に向けて、強い指導力を示してきました。2月に疫病が流行してから、ASEAN加盟諸国は団結し合い、迅速に疫病に対応してきました。私たちは、コンセンサスと努力のお陰で、このパンデミックを完全に乗り越える可能があります」

2020年のASEAN議長国としてのベトナムは、「連帯と主体的適応」という精神を掲げて、任務を立派に果たしており、ASEANの持続可能な発展に貢献しています。

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