ベトナムは人口が9千万人を突破し、ASEAN地域で第3位に、世界で13位にたっています。人口の約67%は労働年齢にあります。特に、ベトナム人労働者は、頭が良く、真面目で、新しい科学技術を迅速に身につけると評価されています。これらは、ベトナムの人材開発事業にとって大きなメリットとして見られています。
ベトナムは常に人材を社会生産事業の最も重要な要素でảい、国の経済、社会、国防、安全保障の発展を決定・支配するものでもあると見做しています。
社会の需要に沿った人材育成
世界の専門家は「ベトナムの労働力は国の経済社会発展事業の要求に応えることができる」と評価する一方で、「国の工業化近代化事業や国際社会への参入を促進するために、ベトナムは人材の質的向上へ向けて教育訓練を刷新しなければならない」と指摘しています。
こうした中、教育部門は改革事業を進めており、その中で、社会の需要に従う大学教育を行うことは重要な措置として見られています。2011~2016年期における行動計画において、教育訓練省は2015年に全ての大学が単位制教育規程を導入するという目標を設置しています。また、各大学を研究大学や、商業訓練大学、高等専門学校に分ける計画も実施しています。
これに関し、祖国戦線中央委員会のグエン・ティエン・ニャン議長は次のように語りました。
(テープ)
「社会の需要に沿った大学教育を行うことは国際社会への参入を促進するためのです。先ごろ、教育訓練省と労働傷病軍人社会事業省は日本やドイツと2つの重要な協力合意書を締結しました。これにより、ベトナムはベトナムに進出する日本やドイツの企業のリクエストと基準に従って教育訓練を行います。これにより、我々は自国の教育の質を向上させることができます」
農村労働者の職業訓練重視
一方、農村部にある労働職の訓練も重視されています。近年、ベトナムは国際社会への参入を進めており、質の高い人材を必要としています。このため、農村労働者向けの職業訓練はこの問題の解決に役を立つと評されています。
この4年間、ベトナムは2020年までの農村労働力訓練案を実施していますが、年平均100万人が訓練を受けています。特に、2013年に、職業訓練を受けた農村労働者の数は170万人を超えました。
職業訓練総局のカオ・バン・サム(Cao Van Sam)副総局長は次のように明らかにしています。
(テープ)
「農村労働力訓練案経済社会発展事業と新農村作り運動に大きく貢献しています。我々は農村労働力訓練に関する基準を調整しました。その中で、新しい設備・機械の使い方、外国の技術の使用などは重視されています。それと同時に、各企業の要求によって訓練を行うことも進められています」
ベトナムは人材開発を国の建設防衛事業に突破口を切り開くものとして位置づけており、大きな力を入れています。近いうちに、ベトナムの人材の質が一段と高まり、国の持続可能な発展事業の需要に応えられるよう期待されています。