ベトナムの国際的な役割・地位・威信の高まりを改めて示す

(VOVWORLD) - ベトナムは、約束にとどまらず、具体的かつ効果的な行動を通じて一層貢献し、国際的な役割・地位・威信をさらに高めていくことが期待されています。

現地時間14日、アメリカ・ニューヨークの国連本部で開かれた第80回国連総会において、2026~2028年期の国連人権理事会理事国選挙が行われ、ベトナムは190票中180票の支持を獲得し、アジア太平洋地域の候補国の中で最多得票による再選を果たしました。

ベトナムがこのポストを務めるのは今回で3回目となり、歴史的な節目となります。これは、人権の促進と保護における具体的な貢献に対する国際社会の信頼を示すとともに、ベトナムの多国間外交が新たな段階に進んだことを意味しています。

ベトナムの国際的な役割・地位・威信の高まりを改めて示す - ảnh 1(写真:VOV)

国際社会からの評価と称賛

この成果は、粘り強く一貫した取り組みの結果です。2006年の国連人権理事会設立以来、ベトナムは対話と協力、そしてバランスの取れたアプローチを重視し、積極的かつ責任ある形で参加してきました。国際社会からの信頼は、ベトナムの国際的地位と潜在力の向上、多国間主義への強いコミットメント、人間開発や社会的公正、脆弱な立場の人々の権利保障、「誰一人取り残さない」という目標に向けた成果に支えられています。

特に人権理事会をはじめとする多国間の舞台で、ベトナムは安定した政治体制、急速な経済成長、深まる国際統合、社会保障・文化・医療・教育への関心の高まり、そして国民生活の向上によって、「新たな時代を歩む国家」として存在感を高めています。また、「独立・自主・平和・友好、多国間・多様化」という外交政策への国際的な支持も反映されています。

グエン・ミン・ハン外務副大臣は次のように述べています。

(テープ)

「2023〜2025年期を終えようとする中で、各国がベトナムを引き続き理事国に選出したことは、これまでの対話・協力・均衡あるアプローチへの高い信頼を示すものです。同時に、複雑な世界情勢の中で、人権保障におけるベトナムの役割と貢献への期待を改めて表しています」

今回の再選と、今月25日から26日にベトナムが国連サイバー犯罪条約の署名式を主催することは、ベトナムが新たな状況において国際統合を積極的に推進し、「信頼できるパートナー」から「地球規模課題の担い手」へと役割を高めていることを示しています。

新任期:人権のために優先課題を推進

ベトナムの新たな任期は2026年1月1日に始まります。ベトナムは「尊重と理解・対話と協力・すべての人にすべての人権を」という方針を引き続き堅持し、現任期で成果を上げた優先課題を推進しつつ、新たな変化にも対応していく考えです。

グエン・ミン・ハン外務副大臣は次のように述べています。

(テープ)

「気候変動の中での人権保障、デジタル時代の人権、女性のエンパワーメントなど、これまで推進してきた優先分野を継続します。同時に、世界情勢の変化を踏まえ、加盟国とともに実効性のある協力や新たなイニシアチブを進め、国際社会の共通課題により効果的に応えていきます」

また、ベトナムは2026〜2028年期に向け、人権の幅広い分野を網羅する12の自主的なコミットメントを提示しており、これらは今後の国づくりの戦略的目標とも密接に結びついています。

連続再選は外交上の成果であると同時に、国連平和維持活動への参加、新型コロナでの人道支援、グリーン復興の提案など、ベトナムの積極的な国際貢献に対する信頼の証でもあります。

栄誉には責任が伴います。ベトナムは、約束にとどまらず、具体的かつ効果的な行動を通じて一層貢献し、国際的な役割・地位・威信をさらに高めていくことが期待されています。そして、「平和で、人間味があり、革新的で創造的なベトナム」として、国際社会と共にすべての人の人権を守る歩みを進めていく方針です。

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