ベトナムの文化外交

2011年、文化外交は政治外交、経済外交と連携して、推進されてきました。文化外交は国外駐在ベトナムの各代表機関と協力して、ベトナムの姿を世界にピーアールすることに力を入れてきました。特に、昨年、ベトナムの12の無形有形文化遺産がユネスコ国連教育科学文化機関により認定されたことには文化外交の貢献があります。ベトナムユネスコ委員会の委員長を務めているベトナム外務省のグェン・タン・ソン副大臣は次のように語りました。

(テープ)

「これは国の誇りです。文化外交は国の景勝地、文化の伝統の広報を通じて、外交活動に寄与してきました。これは国際社会におけるベトナム地位向上にも寄与してきました」

ソン副大臣はこのように語りました。

2011年、文化外交はベトナム共産党の第11回大会の決議に初めて盛り込まれました。その後、ベトナムの首相府は2020年までの文化外交戦略を承認しました。これにより、ベトナムの文化外交を政治外交、経済外交と連携して促進し、世界の友人に対し、ベトナムの姿を積極的にピーアールする」という精神に基づき実施されます。これについて、さきほどのグェン・タン・ソン副大臣は次のように語りました。

(テープ)

「今後、国際社会においてベトナムの地位が向上してゆきます。前回には、世界経済の参入を進めてきましたが、これからは、国の政治的安定と社会秩序の確保のため、あらゆる分野における参入を進めてゆく必要があります。」

グェン・タン・ソン副大臣はこのように語りました。

文化外交と国外在留ベトナム人に関連する活動の連携に対して、ソン副大臣はこれはベトナム外務省が2012年に引き続き実施すべき問題であると強調しました。近年、外務省は教育養成省を始め、関連各機関と協力して、世界各国に在留するベトナム人を対象にベトナム語教育を行うほか、ベトナムキャンプというイベントを開催してきました。先ほどのグェン・タン・ソン副大臣は次のように語りました。

(テープ)

「2012年、私たちは国内のマスメディアと国外在留ベトナム人との交流を強化するため、国外在留ベトナム人を母国ベトナムへの帰国を働きかけます。2012年、国外在留ベトナム人は物質面だけでなく、知恵や感情を母国ベトナムに注ぐことを強化します」

グェン・タン・ソン副大臣はこのように語りました。

外交文化は国のソフトの力を作り上げる要素の一つとしています。歴史的にも、ベトナムは幾度も外交文化を活用し、紛争の解決に成功しました。そのため、ベトナム外交文化の長期的な戦略を作成することは国際社会におけるベトナム地位の向上に寄与することでしょう。

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