先頃、ベトナムのチョォン・タン・サン国家主席はメコンデルタ地域の各省と市の海岸堤防建設の実施状況を視察しました。視察結果に基づいて、サン主席は関連各機関、地方に対して海岸堤防を発展させる任務を託しました。
改修すべきのカーマウ章の防波堤
ベトナムにはおよそ3200キロの海岸線があります。気候変動による海水上昇に関する試練への対応及び海沿いの地域の経済社会発展を目指して、2006年、ベトナムは北部のクァンニン省から中部クァンナム省までの海岸堤防の拡充プロジェクトを承認しました。
このプロジェクトを実施して以来この5年、海沿いの地域にある13省の海岸堤防272キロ及び水門42ヶ所が拡充され、132ヘクタールにマングローブを栽培してきました。その内、中部ハーティン省では、100キロの海岸堤防が拡充されました。
カーマウ海岸堤防
ハーティン省堤防管理と洪水台風防止対策局のブィ・レ・バク(BUI・LE・BAC)局長は「この海岸堤防は貴重な財産で、海沿いの地域に住む漁民の保護及び海岸経済の発展に寄与する」と明らかにし、次のように語りました
「テープ」
「わが省にはおよそ200キロの海岸堤防があり、前は人造建設だったので、効果があまりありませんでした。しかし、2006年から実施された政府の海岸堤防発展プログラムのおかげで、この海岸堤防システムは効果を挙げています。ですから、海沿い地域に住む12万人の住民が保護されるとともに、水産物の養殖や海岸観光も発展しており、住民たちの生活に寄与していると思います」
バク局長は次のように語りました。
ヒェプタィン防波堤
ハーティン省のほかに、南部メコンデルタ地域と西南部の各省と市は海岸堤防建設プロジェクト6件を完了させるとともに、7件が実施中で、13件の着工を準備しています。これらのプロジェクトは住民たちによる生産活動及び水産物の養殖の安定に寄与しています。この結果を評価したチョォン・タン・サン国家主席は次のように語りました
「テープ」
「この間、私たちは海岸堤防を保護するためマングローブの植林を努力しています。党と国家は水産物の養殖活動を歓迎しています。マングローブ林及び海岸堤防を保護するのは重要な任務で、気候変動及び海水の上昇による影響に対応するためのものです。」
このように語ったサン主席は各省庁、部門、海沿いの各地方に対して、国防安全保障及び国の建設防衛事業に向けた海岸堤防を発展させるための具体的な措置を積極的に実施するよう求めました。