ベトナムの観光発展戦略

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ベトナムの観光発展戦略

 2011年にベトナムを訪れた外国人観光客の数は600万人を超えました。これはベトナム観光部門のこの10年間の成果を示し、今年初めに開始された新戦略の実施に有利な前提を作り出した印象的な数字とみられています。

 ベトナム観光部門のスローガンとロゴマークがこのほど公表されました。スローガンは「ベトナム・永遠の魅力」です。また、ロゴマークはベトナムの国土と人々の美しさを表すものとみられる5つ片の蓮の花です。芸術家らによりますと、この蓮の花の花びらは5枚ですが、「5」という数字は東洋哲学で勢いと発展という意味があります。それぞれの花びらにはそれぞれの色があり、青はベトナムの海と島の観光を、緑はエコツアーを、黄色は文化・歴史観光を、紫は冒険ツアー、桃色はベトナム人の親切なもてなしを象徴するものです。この蓮の花の全体はベトナム観光の魅力を表す意味があるということです。観光総局のグエン・バン・トゥアン総局長は「今後、このロゴマークを世界に紹介するキャンペーンを展開していく」と明らかにし、次のように語りました

 「2012年は多くの困難に直面すると予想していますが、これまで達成されてきた成果は良い前提を与えました。例えば、ユネスコが世界遺産として認定したハロン湾が新世界七不思議として選ばれたことなどです。これらのメリットを徹底的に活用します。今年に、外国人観光客650万ないし660万人を迎え、国内観光客3200万人にサービスを提供する目標を設定しました」

 トゥアン総局長はこのように語りました。

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 今年に、観光部門は「2012年から2020年までの発展戦略と2030年までのビジョン」などを展開し、重点的な観光地域の建設に力を入れていく方針です。これはベトナムを魅力的な目的にするために梃入れをする措置とみられています。先ほどのトゥアン総局長は次のように明らかにしています。

 「観光地の管理強化やサービスの質的向上、観光環境保護などに突破口を切り開くために取り組みます。また、国内外における観光振興活動も促進します。これまでの活動から多くの経験、教訓を引き出しました。これらを踏まえ、企業を持続的な発展の原動力にすることや、国内外の連携、協力を方針にすること、商品と商標作りを突破口を開くものにすることを今後の戦略の柱にしていきます」

 トゥアン総局長はこのように語りました

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 各地方も地元のメリットを生かして観光を発展させる計画を立てています。ベトナム観光の中心地とみられているホーチミン市は観光商品、サービスを多様化させています。同市文化スポーツ観光局のラ・クオク・カイン副局長は次のように明らかにしています(テープKHANH)

 「今年は、グリーン観光開発に力を入れます。市内からドンナイ省、ドンナイ側、クーチ、ビンズオンなど各地方に新しい観光ルートを開いています。その中でも、エコツアーは目玉商品とみられています。特に、観光開発と環境保全を両立させる方針です」

 カイン副局長はこのように語りました。

 今年、観光部門は日本を含む東北アジア地域や東南アジア地域、欧州諸国、北米諸国を重要な市場としてみなしており、これらの国々で観光振興活動を促進していく予定です。その目標は、2020年までに年平均外国人観光客1005万人を迎え、観光部門の年商をGDP国内総生産の7%に相当する190億ドルにし、300万人に雇用を創出することです。これは重い任務ですが、実行可能と信じられています。

 

 

 

 

 

 

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