ベトナムの農産物の価値の向上

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生産構造を再構築し、経済的価値の高い製品に集中することは今年のベトナムの農業部門の方針です。これはまた、同部門の2020年までのビジョンでもあります。

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2011年に、農業はベトナム経済のスポットライトとして評価されています。食糧生産量が4200万トンに、コメ輸出量が700万トンに、貿易黒字額が92億ドルに達したことなどは同部門の成長を示しています。

しかし、農産物の付加価値が減っているなどの問題もまだ残っていると指摘されています。農業農村開発省のカオ・ドゥク・ファト大臣は「これは農業生産の構造に関連する問題だ」との見方を示した上で、「今後、農産物総生産量における畜産と水産物養殖の割合を増加させる方向に沿って農業生産の構造を転換する方針だ」と明らかにし、次のように語りました

(テープ)

「生産量の増加と農民の収入の増額を両立させる必要があります。このため、水産物と畜産に力を入れます。そのほか、経済的価値が高い植物の栽培も促進させます。特に、近代的な科学技術と生産管理工程を導入しなければなりません」

ファト大臣はこのように語りました

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ベトナムの農産物の価値の向上 - ảnh 4                               魚養殖

農業部門は「10年後、年間の成長率が少なくとも20%に達する」目標を掲げています。この目標達成を目指し、コメ栽培促進は重要な措置とみられています。また、畜産を大規模化する計画もあります。同省所属畜産局のホアン・キム・ザオ局長は次のように明らかにしています

(テープ)

「統計によりますと、畜産に従事している家庭の数は750万戸にとどまっています。現段階で、これらの家庭を近代的な生産工程に参加させる必要があります。また、彼らと企業との連携を強化すべきです」

ザオ局長はこのように語りました

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世界各国での食糧危機と発展に関する新概念からみれば、農業は重要な分野だけでなく、魅力的な投資先ともなっているといえます。しかし、このメリットをどのように活用するかは焦点となっています。これに関し、農業農村開発戦略政策研究院の院長であるダン・キム・ソン博士は次のように語りました

(テープ)

「今後も試練が沢山ありますが、チャンスも少なくないのです。特に、チャンスはかつてないほど多いです。ベトナム農民が市場の厳しさに直面し、自らの力、意志で成果を収め、国の発展事業に更に寄与すると信じています」

ソン博士はこのように語りました。

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