ベトナム、インフレ抑制やマクロ経済の安定化を継続

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3月の政府月例会議

先頃行なわれたベトナム政府の3月月例会議での評価によりますと、今年始めからの3ヶ月にベトナムのマクロ経済が安定しており、インフレ抑制が前向きな兆しを見せています。しかし、リスクが多く残っていることから、インフレ抑制とマクロ経済の安定化は今後も最優先課題と見做されています。

今年1月のCPI=消費者物価指数は先月と比べ1%増、また、2月のCPIは1,37%増となり、2009年の同期に相当しましたが、この10年で最低水準となりました。さらに、3月のCPIは0,16%増加し、この2年間の最低増加率となっています。また、全国の輸入超過額は3億ドルにとどまっています。他方、銀行の流動性と外貨準備高も明るい兆しを見せてきました。ベトナム国家銀行によりますと、今年1月から2月に、外貨準備高は20%増となり、為替相場が安定しています。

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さらに、同期に、政府は国債を発行し、各組織の国債保有率は10%増となりました。ベトナム計画投資省のカオ・ビェト・シン次官は当放送局のインタビューに応えた際、次のように明らかにしました。

(テープ) SINH1

「マクロ経済が安定を取り戻しています。特に、ベトナム通貨に対する国民の信頼感が高まっています。これは極めて重要です。2011年9月から今年2月までの6ヶ月間、そして、3月にも、その信頼感が引き続き高まっています。その証拠のひとつは、預金利子が下がったにもかかわらず、国民が預金する金額が引き続き増加していることです。そのお陰で、複数の銀行での流動性が高くなっています」

シン次官はこのように語りました。

今年の第一四半期の成果を受け、経済専門家らは「今年の経済成長率は6%ないし6,5%に達する」と予測しています。しかし、複数の企業は、消費先の縮小、在庫量が過剰な状態にあり、また、多くの中小企業は生産を中止せざるを得ない状態に陥っています。従って、ベトナム経済は様々な困難に直面しています。こうした状況を前に、ベトナム政府は、インフレ抑制とマクロ経済の安定化を継続するために相応しい政策を出し、公的投資の再構築、国家予算と国債による投資の管理強化などを実行することになっています。

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政府債券

ベトナム計画投資省のカオ・ビェト・シン次官は「ベトナム政府は公的投資プロジェクトの再編に関する指示1792号を出した」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ) SINH2

「我々は投資プロジェクトの進捗度に適宜に配慮しませんでした。各プロジェクトの実施時間が延長するなら、その効果が低下します。今年、政府は各プロジェクトの実施期間を3年ないし5年以内に定めます。以前の規定では、省人民委員会委員長と閣僚が投資プロジェクトを許可する権限がありました。しかし、今後、投資を決定する前に、財務省と計画投資省の意見を聞かなければならなくなります」

シン次官はこのように語りました。

インフレ抑制へ向けて、近日中に、銀行の金利も減ります。これらの同一的なな措置により、ベトナムは目標を達成することができると期待されています。

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