24日、国内各地のカトリック教徒たちはクリスマスを祝いました。これまで、各レベルの行政当局、及び、全国民はカトリック教徒たちの生活と活動に深い関心を寄せてきました。
ベトナムのカトリック信者はおよそ570万人で、東南アジア地域で3位に立っています。カトリック教は最盛期であった16世紀ごろ、ベトナムに導入されました。そして、クリスマスはカトリック教徒だけでなく、一般人の祭りにもなっています。
ホーチミン市の指導者らがカトリック教徒を訪れクリスマスを祝う(写真:Nguyen Nam)
この間、首都ハノイをはじめ、北部バクニン省などの各レベルの行政当局はカトリック団結委員会と協力し、カトリック教徒20万人あまりがクリスマスを楽しめるように、有利な条件づくりに取り組んできました。
ハノイ市カトリック団結委員会副委員長のフアム・フイ・トン神父は次のように語っています。
(テープ) Thong
「今年のクリスマスを機に、市の行政当局の関心のお陰で、各教区はいずれも儀式を盛大に行いました。また、各機関の代表団は市内の各教区を訪れました。教徒たちにとって喜ばしいことは、今年にハノイ市が国家主席から勲章を受章する唯一の都市となっていることです。さらに、先頃、第6回カトリック協会代表大会が成功裏に開催されました」
他方、中部高原地帯ダクラク省バンメートート市の中心地に位置する教会はイルミネーションやライトアップで彩られ、雪だるま、クリスマススリーなどできれいに飾られています。クリスマスを祝う文芸公演を準備するため、大きな屋外ステージが設けられました。
クアンニュエイ司教区の聖職者ブ・チュン・ティエン氏は次のように述べました。
(テープ) Thien
「今年、キリスト教徒の友好精神でクリスマスを祝います。教徒は皆、嬉しくて、クリスマスの準備を行っていました。」
こうした中、南部ホーチミン市のカトリック教徒はクリスマスにあたり、献血や、貧困者、身体障害者、貧しい学生の援助など慈善活動に積極的に参加してきました。ゴバック県で、各教区の代表団は貧しい人々2000人を対象に無料健康診断と薬品提供を行いました。一方、トゥドック県の教徒たちは貧困下に置かれている子供のため、およぞ1億ドン(約50万円)の義捐金を集めました。
ニャンホア教区の聖職者のチャン・バン・ディンさんは次のように話しました。
(テープ) Dinh
「皆はクリスマスを楽しんで、互いに援助し合っています。神父様の呼びかけに応え、教徒たちは360人あまりにプレゼントを贈るため、義捐金を寄付しました。」
これまで、国内各地のカトリック教徒たちは愛国競争運動や「貧しい人々のため」運動、慈善運動に積極的に応える一方、経済社会発展にも参加してきました。彼らの活動は地元の経済社会発展と社会安全保障に小さくない貢献をしています。さらに、地方行政は党と国家の信仰・宗教政策を実現して、カトリック教徒と良好な関係を維持し、彼らの生活と信仰活動に有利な条件を作り出しています。
住民の5割がカトリック教を信仰する北部タインホア省トースアン県トースオン村人民委員会のレ・ドク・デ委員長は次のように語りました。
(テープ) De
「私たちは頻繁に聖職者らと会合し、相談します。一方、教区の方は援助を必要としたら、援助する用意があります。こうした連携を維持すれば、何でもできると思います。」
カトリック教徒たちはメリークリスマスを楽しむことは、「快適に暮らす」ために取り組んでいる数百万人の教徒の努力を示すとともに、教徒たちとベトナム全民族との良好な関係の証となっています。