ベトナム・ミャンマー、全面的なパートナー関係を着実に発展
(VOVWORLD) - ミャンマーのウィン・ミン大統領の招きに応え、グエン・スアン・フック首相は18日までのミャンマー公式訪問を行なっています。この訪問は両国の投資・貿易、国防・安全保障を中心に両国の全面的なパートナー関係の強化を目指すものです。
両国は2017年、全面的なパートナー関係を確立しました。現在、2019年~2024年期の全面的なパートナー関係の推進に関する行動計画を作成中です。
全面的な協力
全面的なパートナー関係に格上げされて以来、双方の関係はあらゆる分野で力強く発展しています。この関係は既存の協力体制や締結した合意書に基づき発展させられ、
国連憲章、ASEAN憲章、東南アジアにおける友好協力条約、国際法に合致しています。また、ミャンマー・ベトナム友好協会やミャンマー駐在ベトナム企業協会など、新設された協力メカニズムは両国関係の強化に小さくない貢献をしてきました。
パートナー関係の深化
これまで、両国関係は飛躍的な発展を遂げてきました。投資・貿易関係は様々な目覚しい成果を収めています。今年10月現在、双方の商取引累計額は7億9千万ドルに達し、昨年同期と比べ、9・3%増となりました。ベトナムはミャンマーに対し、21億ドルを超える25件の投資プロジェクトを行なっており、50の投資国と地域の中で7位に立っています。この3年間、ミャンマーに進出したベトナム企業の数は2016年のおよそ100社の3倍増となりました。
国防・安全保障分野に関して、両国軍隊は若い士官の交流やベトナム語とミャンマー語教育、軍医、国防産業、国境地域の管理、違法移住や密輸防止など様々な協力計画を展開しています。
一方で農業、軽工業、医療、教育、科学技術、司法、立法、情報通信、スポーツ分野でも協力が推進されています。
持続可能な発展
ベトナムとミャンマーは従来の関係で結ばれ、ASEAN内、及び地域と国際場裏で信頼にたるパートナーです。今回の訪問で、フック首相は両国外務省の協力合意書の調印式に立ち会う予定です。これらの合意書は多国間フォーラムでの二国関係の強化を目指すもので、ベトナムのASEAN2020議長国と2020年~2021年期の国連安全保障理事会非常任理事国としての任務の遂行に役立つとしています。
また、この訪問は、ベトナムがミャンマー政府に市場経済体制の管理や各経済セクターの発展に関する経験を提供する一方、民間経済セクターや外国投資の管理、各種関税の監視、一般教育の発展、伝統文化の保存に関するミャンマーの経験を学ぶチャンスとなります。これにより、両国間の相互信頼やパートナー関係の強化が図られるでしょう。