ベトナムのチュオンタンサン国家主席は9日、ラオスのチュンマリー・サイニャソーン国家主席の招きに応じて3日間にわたるラオス公式友好訪問を開始しました。この訪問は両国の特別な関係強化を目指し、「ベトナム・ラオス団結友好年2012」を祝う活動の幕開けとなります。
サン国家主席とチュンマリー国家主席
現在、ベトナムとラオスの関係は全ての分野で良好に発展しています。政治関係に関しては、両国のハイレベルの指導者らによる相互訪問が頻繁に行われてきました。その中、2011年8月に行われたチュンマリー主席のベトナム訪問、同年3月のトンシン首相の訪問、パーニーラオス国会議長のベトナム訪問、2011年6月のグエンフーチョンベトナム共産党書記長のラオス訪問、同年9月のグエンタンズン首相の訪問などがあります。
これらの訪問で、両国の指導部間の信頼、団結と両国間の友好関係が強化されました。これに関しラオス・ベトナム友好協会のファンカム・ブパバン会長は次のように語りました。
(テープVIPHAVAN)
「世界で、ラオスとベトナムとの関係のように特別な国交関係がないと思います。現在、両国の指導者らは両国の伝統的な関係に関する教育に特別な関心を寄せています。特に、最近行われた『ベトナム・ラオス、ラオス・ベトナム特別な関係の歴史』というプロジェクトは若い世代をはじめ、両国民にとって有意義です」
ファンカム会長はこのように語りました
1962年9月5日の両国関係樹立50周年と1977年7月18日のベトナム・ラオス友好協定締結35周年を記念するため、2012年は両国の友好年として選ばれました。今年には文芸公演や文化交流、経済交流、スポーツ親善試合など複数の活動が開催されます。これに関し、ベトナム友好緒組織連合会のブースアンホン会長は次のように語りました。
(テープ)
「両国の友好協会は周到に準備し、両国国民がこれらの記念日を有意義に迎えるように考慮する必要があります。これは両国国民が両国関係を維持、強化、発展させることに寄与するからです」
ホン会長はこのように語りました
一方、両国経済関係も著しく発展しています。双方は両国間の貿易額を2011年の7億ドルから今年に10億ドルに、そして2015年に20億ドルにするために取り組んでいます。また、ベトナムは銀行、金融、ゴム栽培などの各分野でのラオス向けの投資プロジェクトを促進し、ラオスの社会安全保障確保と貧困解消事業に寄与していく方針です。
こうした中、サン主席の今回のラオス訪問が両国関係を新しい発展段階に押し上げることは間違いないでしょう。
アィンフエン