(VOVWORLD) - ラオスのサルムサイ・コンマシット外務大臣の招きに応え、ファム・ビン・ミン副首相兼外相は18日と19日の両日、ラオスを公式訪問し、第5回ベトナム・ラオス外相級政治協議に出席します。
この訪問は両国関係の今後における発展方向を定める機会となります。
高級訪問団の交換を頻繁に行なうベトナムとラオスのような国々は他にないでしょう。こうした相互訪問を通じて、両国の党、国家の指導者の相互の信頼が強化されてきたほか、複数の重要な合意書が達成されました。これらの合意書は両国関係の深化や困難の解決に貢献してきたといえます。
ベトナム・ラオスの特別な関係
これまで、両国国民、とりわけ若者に双方の特別な団結と友好協力関係の意義の宣伝・教育は特別な関心を集めています。双方は様々な重要な出来事の開催で協力しており、その中にはベトナム・ラオス団結友好年2017もありました。ベトナム友好諸組織連合会のドン・トゥアン・フオン副会長は次のように語りました。
(テープ)
「2017年はベトナムとラオスの特別な年でした。双方は外交関係樹立55周年、及び友好協力条約締結40周年を記念する様々な活動を行いました。その中には、訪問団の交換、ベトナムの元志願兵、専門家代表団によるかつての戦場への訪問、両国関係に関するラオス語とベトナム語の特別号の出版などが行なわれました。また、両国の青年、学生の交流活動も推進され、両国の特別な関係の強化・発展に貢献しました。」
ベトナム・ラオス関係の発展、第一の優先課題
世界情勢が複雑に推移している現在、ベトナムとラオス関係は発展のチャンスに恵まれる一方、少なくない試練や困難に直面しています。こうした中でも、両国の党と国家の指導者は双方の特別な関係の保存、発展に全力を尽くす決意を示しました。在ラオスベトナム大使館のタ・ミン・チャウ大使は次のような意見を述べています。
(テープ)
「これまで、国際情勢が予想できないほど変動してきましたが、ASEAN共同体はコンセンサスを維持しています。こうした中、ASEAN加盟国であるベトナムとラオスは特別な団結と従来からの友好関係を保ち、収めた成果を活用する必要があると思います。双方の緊密な関係の発展はそれぞれの国の安定、繁栄に寄与し、両国国民に利益をもたらしたうえで、ASEANの健全化や地域の安定にも貢献するでしょう。」
現在、両国は特別な団結と友好協力関係を新たな発展段階に押し上げることを第一の優先課題に置き、その実施に全力を尽くしています。また、ベトナム共産党とラオス人民革命党の関係発展や政治的信頼醸成を重要な任務に位置づけています。
ファム・ビン・ミン副首相兼外相のラオス公式訪問は両国にとってこれまでの関係を点検し、2019年における両国、中でも両外務省の協力の発展方向を定めるチャンスとなります。