(VOVWORLD) - ベトナム共産党の第12期中央委員会はまもなく、任期満了を迎えますが、国の防衛発展事業を推進させるために、大きな努力を示しました。
第12期党中央委員会は、優先課題の一つとして汚職との闘いを一段と進めることにしました。党の指導の下、汚職防止対策が精力的かつ幅広く展開され、多くの大きな成果が収められました。これにより、党と国家に対する国民の信頼が高まっており、国際社会におけるベトナムのイメージアップが図られました。汚職防止対策指導委員会の委員長を務めるグエン・フ・チョン党書記長・国家主席は次のように語りました。
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「汚職が段階的に抑制されていることは、政治的安定と経済社会の発展に大きく貢献しています。また、党と国家に対する国民の信頼も高まっています。党中央宣伝教育委員会の調査結果によりますと、調査対象の93%が汚職との闘いにおける党の指導を信頼していると答えました。これは、敵対勢力のすべての中傷論調を否定しています。」
汚職防止対策の傍ら、党建設も重要な任務の一つとされています。第12期党中央委員会は、党建設に関する4件の決議と1件の規則を公布しました。また、党政治局と書記局も、党の建設と健全化について約130件の公文書を打ち出しました。これにより、党の建設と健全化作業は一段と進められ、政治システムの強化に寄与していると評されています。ホーチミン国家政治学院のズオン・チュン・イ副院長は次のように語りました。
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「第12期では、党は多くの著しい成果を収めましたが、中でも最も印象的なのが党建設と健全化作業です。党の政治局と書記局は党建設に関する多くの決議や指導を出し、中でも、党の健全化に関する第4回総会の決議と、ホーチミン主席の道徳を見習うに関する政治局の指示は最も際立っています。そして、政治システムの活動効果の向上に関する決議18号もありました。」
第12期中央委員会会議の様子=dangcongsan.vn |
また、党の指導の下、経済社会発展事業も大きな成果を収められ、国民はもちろん、国際社会にも評されています。第12期が始まった2016年、経済社会状況が悪化し、中でも、経済の重要な柱である農林水産物の価格が急減しました。しかし、党の指導の下で政府の運営により、ベトナム経済は徐々に困難を乗り越え、2017年から2019年までの3年間で、見るべきの成長率を達成しました。また、2020年は新型コロナと自然災害の影響により、かつてないほどの困難に直面しましたが、ベトナムは、新型コロナを抑制しながら、世界トップとなり、2.91%もの経済成長率を達成しています。グエン・スアン・フック首相は次のように語りました。
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「先進国の多くは財政の面で大きな負担を被っているのに対し、ベトナムは近年の成長により、かなりの財政リソースを集めることができました。これは、ベトナム経済、並びに、ベトナムの企業の大きな潜在力を示していると思います。」
ベトナム共産党は第12期の成果を発揮させ、これからの防衛発展事業をさらに加速させることでしょう。