ベトナム初の総選挙の歴史的価値

1946年1月6日にベトナム初の総選挙が行なわれ、最初の国会が誕生しました。この初の総選挙、特にベトナム国会に対するホーチミン主席の歴史的な役割について、ズオン・チュン・コック歴史学者は「ベトナム民族による1945年8月総蜂起は植民地主義者を基本的に崩壊させ、数千年にわたる封建時代に終止符を打った。20年間に渡って世界各国を回って、各国の政治、革命運動に接してきたホーチミン主席は、法治国家の建設を決めた」と明らかにしました。コック歴史学者は次のように語っています。

(テープ) 

「ホーチミン主席が選んだ政治体制は最も進歩的な政治体制です。というのは、我々は、民主主義という基礎に従って国を建設したからです。1945年の総蜂起直後、ベトナムは、一番最初に投票を行い、法治国家建設を実現することにしました。」

コック氏はこのように語りました。

1946年1月6日フランスの再植民地化が進むなかで、ベトナム全土の有権者89%が投票に参加し、333人の国会議員を選びました。総選挙の勝利は、ベトナムにおける民主主義体制の発展を示し、ベトナムに新たな時期を切り開きました。ドン・シ・グェン中将(ちゅうじょう)は、第1期国会の歴史的な価値について、次のように明らかにしています。

(テープ) 

「第1期国会の価値は、抗戦に参加するための民族全体の力を動員したことです。これは、外国に従属せず、独立・自由という価値です。もう一つの価値は、民族大団結の始まりに繫がったことです。ベトナム共産党の指導の下に、国会は全国民と共にフランス植民地主義者との抗戦を勝利させたという使命を立派に果たしました。」

グェン中将(ちゅうじょう)はこのように語りました。

ベトナム初の総選挙が開催されてから66年経ちましたが、各世代の国会議員は、国会の成果を継承、発揮しています。北部ソンラ省選出の第9期と第10期国会議員であったムア・ティ・ミさんはいぜんとして社会活動に積極的に参加しています。ミさんは次のように語っています。

(テープ)

「私は、第1期国会議員を始めとする各世代の国会議員に敬服しています。戦争の最中、国家議員らは、様々な困難を乗り越え、社会主義建設に取り組む一方、国の統一闘争のために前線に力を注いでいました。国の完全解放の国会議員である私は、現地住民に対し、貧困解消を引き続き働きかけます」

ミさんはこのように語りました。

ベトナム国会は第13期に入りました。現在、国会は、立法作業の強化を精力的に活用しています。立法活動と共に国会は、国の重要な問題や、国家機関組織、経済社会、対外活動などにも活躍しています。国会の監視活動も積極的に展開され、また、国会会議での政府閣僚による質疑応答が引き続き刷新され、日増しに実のあるものとなっています。ベトナム国会の活動は日増しに民主化されることは、人民の 人民による人民のためのベトナム社会主義法治国家の建設に重要な貢献をしていることでしょう。


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