1. 第13期国会でベトナム社会主義共和国の憲法が採択されました。2013年11月28日に、第13期国会第6回会議では、ベトナム社会主義共和国の改正憲法が97,59%の得票率で採択されました。これは、全面的なドイモイ刷新事業の憲法であり、人権、国民の基本的な権利と義務を重視し国家の全ての権力が国民に属することを強調しています。
2. 第1期ベトナム共産党中央委員会の第7回と第8回の会議は、「末端組織から中央に至るまでの政治システムの刷新、完備の継続」、「幹部計画」、「気候変動への主体的対応」、「天然資源保護」、「教育の基本的かつ全面的な刷新」、「新たな時代における祖国の防衛事業」などに関する決議を採択しました。
3. 外交活動が全面的に展開され、重要な成果を収めました。ベトナムはタイ、インドネシア、シンガポール、イタリア及びフランスと戦略的パートナー関係を樹立しました。また、ベトナムとアメリカは全面的協力パートナー関係を樹立しました。その他、ベトナムは国連人権理事会と世界遺産委員会メンバーに選出されました。
4. マクロ経済の安定化、合理的な成長スピードの維持、インフレの抑制、社会福祉の確保ということです。2013年に、GDP国内総生産の伸び率は5,42%に達し、インフレ率は6,04%、貧困率は8%以下にとどまりました。経済構造、成長モデルの刷新が促されました。
5. ボーグェン・ザップ将軍の死去です。ベトナムの優れた軍事指揮者で、ホーチミン主席の優秀な生徒であったボ・グェン・ザップ将軍が103歳で死去し、国内では数日に渡り弔問客が続きました。
6. 汚職防止対策が断固として行われてきたことは国民からの信頼を得ています。共産党政治局所属の汚職防止対策中央指導委員会は関連各機関に対し、複数の深刻で複雑な汚職事件への起訴、調査、追訴、裁判を指導しました。
7. ベトナムに上陸した台風と熱帯低気圧の数が記録をとったことです。2013年にベトナムで発生した台風と熱帯低気圧は19にものぼりました。台風や洪水による死者数は300人になりました。その中でも、危険度12レベルを超えた台風10号と11号が中部各省に上陸し、人的物的被害をもたらしました。
8. ベトナムの人口が9千万人を突破しました。2013年11月1日に、ベトナムの9千万人目の赤ちゃんが生まれました。これにより、ベトナムは世界で人口が多い国の中の14位になりました。
9. 医療、環境汚染、食品衛生などには問題点が残されているということです。その他、交通事故、深刻な火災、水力発電所の放水などが国民の生活に深刻な影響を与えています。
10. 「ベトナム南部の伝統民謡(don ca tai tu Nam bo)芸術」が人類の無形文化遺産に認定されました。この芸術は100年あまりの歴史を持ち、幅広い文化的影響力と独特な価値があります。これにより、現時点で、ベトナムは8種類の芸術、信仰がユネスコから、人類の無形文化遺産として認定されています。