ベトナム、女性の役割の向上に努力

12日、グエン・ティ・キム・ガン国会議長はアラブ首長国連邦で開催中の第11回女性議会議長世界サミットへの参加を始めました。これはベトナムと各国の女性議会議長にとって、性差別や経済的不平等の解決に関する経験交換をし、世界の平和、安定、持続的な発展を目指す団結の強化について協議する機会となります。

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ガン議長、アラブ首長国連邦の空港に到着

第11回女性議会議長世界サミットは「未来の形成に向けて団結」をテーマにして、50人の女性議会議長が参加している珍しい会合です。ガン議長はこのサミットに参加して、アラブ首長国連邦との多面的な関係やIPU=列国議会同盟内の協力を強化し、世界問題の解決における女性の役割と発言力の向上に貢献することが狙いです。

世界の平和、安定、持続的な発展に向けての団結

2005年、アメリカのニューヨークで開催された第2回世界議長会議に際し、初の女性議会議長世界サミットが行われました。それ以来、このサミットが毎年、開催され、男女平等や政治活動への女性の参加の促進、女性と少女に対する暴力の防止、不寛容などという重要な問題に関する実施可能な提案を行うことに集中しています。この30年間、政治、社会活動に参加する女性の割合は日毎に増加しています。1995年、世界各国の女性国会議員の割合は11%にとどまりましたが、現在は22%に増えました。しかし、この数字は期待に応えられません。それで、このサミットは政府、学界、科学、国際機関、市民社会などの分野の主要なオピニオンリーダーたちによる一連のパネルディスカッションを通して、男女不平等や経済格差、女性への暴力などの問題に関する解決策を実行に移す統一的戦略を考案するとしています。

ベトナム、男女平等の促進で先頭に立つ

これまで、ベトナムの党と国家は男女平等の促進を目指し、認識から法的手段に至るまであらゆる手を尽くし、重要な成果を収めてきました。また、ベトナムはこの20年間、男女格差を迅速に撤廃した国の一つと評されています。さらにベトナムの女性国会議員の割合はおよそ25%に達し、地域と世界で国会に占める女性議員の割合が高い国に入っています。女性は各レベルで主要な職に就いて、少数民族出身の実業家が増加し、教育、医療、国民の健康ケアなどの分野で女性の役割が発揮されています。

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メフタ前常駐代表

UNDP=国連開発計画ベトナム事務所のプラティハ・メフタ前常駐代表は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムの女性の活躍に深い印象を受けました。ベトナムで女性は重要な役割を果たし、管理職をはじめ、あらゆるポストに従事し、経済発展や政治的社会的安定に貢献しています。また、女性はあらゆる権利を享受できます。」

一方、ベトナムで開催されたIPU=列国議会同盟の第132回総会に参加したシエラレオネの女性国会議員ロサリン・スミス女史は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムは男女平等の推進を良好に実施しています。ベトナムの女性は重要なポストに就いています。また、ベトナムは正しい方向を歩んでおり、国連のミレニアム開発目標の実施に取り組んでいます。」

今回、ガン国会議長率いる代表団は女性国会議長世界サミットに参加して、ベトナム経験を提供し、ベトナムの党と国家の男女平等政策を強調して、地域と国際場裏でのベトナム国会の役割を発揮するとともに、各国の女性国会議長と力を合わせ、包括的、代表的で現実的な未来の持続可能なビジョン構築の土台を作ることを目指しています。

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