「ベトナム学」国際シンポジウム

26日、ハノイで、「国際社会への参入と発展を進めているベトナム」をテーマとした第4回ベトナム学国際シンポジウムが開幕しました。ベトナムを研究している学者およそ1000人が参加する今回のシンポジウムは過去最大規模のものとなりました。\

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東南アジア地域に位置するベトナムは昔から東南アジア諸国だけでなく、インドや西側諸国と文化交流を行ってきました。そのため、ベトナムの国土、人々、文化、歴史を研究することはベトナム人だけでなく、外国の多くの学者や知識人の仕事でもあります。戦争時代、ベトナム学は中国、ロシア、フランス、及び、東欧諸国でしか発展しませんでしたが、現在は、日本、韓国、アメリカ、オーストラリアの学者らもベトナム学に力を入れています。

ベトナムの歴史研究者ファン・フイ・レ( Phan Huy Le)教授は「ベトナム学は幅広く発展している。ベトナム学を研究する組織が多くの国の大学で結成された」と明らかにしました。例えば、日本で設立されたベトナム研究会のメンバーは100人にものぼり、ベトナム学セミナーを毎年開催しています。また、韓国、アメリカでもベトナムを研究する組織も設立されました。ヨーロッパで、「ユーロ・ベト」という研究ネットワークが結成され、毎年、ベトナム学国際シンポジウムを開催しています。ベトナム社会科学研究所のグェン・スアン・タン( Nguyen Xuan Thang)所長は次のように語りました。

(テープ)

「地域と世界におけるベトナムの影響力と役割が向上されるにつれて、ベトナムに関心を寄せる世界の人々の数も増えています。ベトナム学も幅広く普及しています。ベトナムを研究している世界各国の学者らはベトナムを世界に紹介することに寄与します」

グェン・スアン・タン所長はこのように語りました。

 

ベトナム学国際シンポジウムが初めて開かれてからこの14年、世界各国の学者はベトナムを研究する数多くの研究テーマを発表してきました。ハノイ国家大学の学長兼ベトナム学国際シンポジウム組織委員会委員長のマイ・チョン・ヌアン( Mai Trong Nhuan)氏は次のように語りました。

(テープ)

「このシンポジウムは3つの任務を果たさなければなりません。第1は「ベトナムが国際社会への参入と持続的発展」を目指す提案や科学報告を討議するということ。第2は共産党と政府に対して提案をすること。第3は世界におけるベトナムの知名度を高めるため、ベトナムを研究する世界の学者ネットワークが強化されるということです。」

マイ・チョン・ヌアン氏はこのように語りました。

世界で急速にベトナム学が発展しています。これはベトナムが世界の多くの人々の関心を集めていることを示すものといえることでしょう。

 

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