ベトナム、新型コロナウイルスのワクチン生産と接種を促進

(VOVWORLD) - このほど、ファム・ミン・チン首相は保健省や、関連各省庁・機関の代表と会合を行い、新型コロナウイルスのワクチンの輸入・研究・開発・技術移転について協議しました。席上、チン首相は、「ベトナムは新型コロナウイルスのワクチン・治療薬の生産・接種を加速させる必要がある」と訴えました。

会合で、グエン・タイン・ロン保健大臣は、「ベトナムがワクチン接種を始めたのはほかの国々と比べ、比較的に遅かったが、これまで、一回目の接種を受けた18歳以上の人々の割合が94%、2回目の接種を受けた割合が69%に達しており、世界各国の中で、高い水準にある」と明らかにしました。

一方、グエン・ミン・ブ外務次官は、「ベトナムで使用しているワクチンの効果は新型コロナウイルスの新たな変異ウイルス「オミクロン株」に対してもかなり高い」と強調しました。また、「ベトナムはワクチン接種の進捗が目標を上回り、ワクチン接種の割合が最も高い国の1つとなっている」としています。

この2年間に収められてきた結果に関し、ファム・ミン・チン首相は、「党や、国家、政治システム全体、各専門機関、省庁の努力により、ベトナムのワクチン戦略が適切かつ効果的に実施され、現状に見合う」と評価しました。

今後の任務に関し、チン首相は、「遅くとも12月中に18歳以上の人口への2回接種を終える必要がある。また、優先対象者や、それぞれの地方の需要に応え、3回目の接種計画を即時に立てなければならない。さらに、12歳から18歳までの子どもが学校に通えるように接種を進めるべきでである。ワクチン、治療薬、及び、国民の意識は疫病対応で重要な要素となっている」と強調しました。

チン首相は次のように指示しています。

(テープ)

「ワクチンと治療薬の量と種類に関する需要を正しく予測する必要があります。これを踏まえ、ワクチンの購入・輸入・使用計画を立案します。特に、ワクチンを使用する際に、浪費と不正行為防止対策を強化しなければなりません。これは市場経済の健全化にも寄与します。」 

このように語ったチン首相は、ワクチンの研究・開発・生産・技術移転に触れ、保健省と関連各省庁・機関に対し、「資金支援も含め、その活動に便宜を図り、ワクチンの効果性と安全性を確保するよう」要請しています。

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