ベトナム南部バリアブンタウ(BaRiaVungTau)省で開催中の「海と島の週間」の枠内で、「ベトナムの島、群島の経済潜在力と生態環境」をテーマとする第4回ベトナム海洋フォーラムが開かれました。これは、海洋経済発展へ向けたベトナムの各部門や各地方の努力を示す有意義な出来事の一つと見なされています。

海域と大陸棚の面積が100平方キロメートルを超え、また、3.260キロメートルの海岸線及び、北部から中部に至るまでおよそ4千ものの大小島々に恵まれているベトナムは、海洋経済の豊富な潜在力を誇っています。ベトナム政府は2020年までの海洋戦略決議を発布しました。その中で、海洋・島の経済は経済成長の5つの突破口の一つであると確定されています。また、2020年までに、ベトナム海洋経済はGDP国内総生産の53%ないし55%を超え、全国の輸出総額の6割を占めることになります。

実際、ベトナムは海洋の潜在力を活用する最初の段階に入っています。ベトナム海の商号作りと発展は持続可能な成長の促進、海洋経済の強みの活用に寄与すると期待されています。この問題についてベトナムの海・島総局のグェン・チュウ・ホイ副総局長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「海の商号とは海洋分野に携わる企業、及び海洋製品に対する商号です。海の商号を良好にする為に、私たちは海の商号向けのロゴを作成し、海洋分野で活躍している各企業に確認書を発行しました。その後、私たちは、海上活動を監視し、効果的に行なわなければなりません。我々の目的は海洋資源を財産にするということです。」

ホイ副総局長はこのようにかたりました。

一方、農業農村開発省は水産資源の開拓と保護に関する規定を提出しています。また、関連各機関はベトナム水産物商号作りを行なっています。

海洋経済戦略の目標に達成する為、海商号作りに努力するとともに、海洋経済発展に便宜を図る必要があるとしています。

ベトナムの海・島総局のグェン・チュウ・ホイ副総局長は次のように語りました。

(テープ)

「海洋経済発展を目指すため、主要な経済地域を正しく確定しなければなりません。つまり、私たちは海洋経済空間を再構築しなければならないということです。経済を中核にして、経済と安全保障・国防、経済と海洋資源・沿海地域環境、経済と社会問題という繋がりを解決しなければなりません。ベトナムの海・島総局は、海洋使用企画を行なっています。」

ホイ副総局長はこのように語りました。

現在、漁業、マリンツアー、海サービス業などは大きく発展しており、沿海地域住民の主要な収入源となっています。2020年までの海洋戦略はベトナムの海・島経済発展にとって重要な方向となっています。ベトナムの海洋を効果的に活用することはベトナム海洋経済の持続可能な発展に寄与することでしょう。