(VOVWORLD) -国防外交、中には、国境警備部隊の交流はベトナムの外交活動における重要な一部である、平和環境の維持に寄与しています。
25日夜、ハノイで、「友好ムードに包まれた国境地帯」をテーマとした第3回交流会が行われました。ベトナム、中国、ラオス、カンボジア、タイ、ミャンマーなどメコン川流域にある6カ国の国境警備部隊の代表が参加しました。
国防外交、中でも、国境警備部隊による交流はベトナムの外交活動における重要な一部である、平和環境の維持に寄与しています。
ベトナムの外交路線を強調
「友好ムードに包まれた国境地帯」をテーマとした交流会は2014年以降、2年ごとに開かれ、メコン川流域にある各国との友好、協力関係を築き、それぞれの国の平穏な生活と国境地帯の安全確保を目指すものとなっています。ベトナム国境警備部隊のフン・コク・トアン(Phung Quoc Tuan)副政治将校は次のように語りました。
(テープ)
「この交流会は国境警備の外交活動を強化し、新しい情勢における任務の要求に応えるためのものです。また、この交流会はベトナム国境警備部隊とベトナムと国境を接している各国の国境警備部隊との協力を強化し、国境管理、国境警備、犯罪防止、自然災害防止、環境保護、救助救難に関する協定や規制を厳格に履行し、国境地帯の友好、協力、幸福づくりを目指します」
交流会は2014年に初めて開催されましたが、それ以来、ベトナム国境警備部隊はベトナムと国境を接している中国、ラオス、カンボジアの国境警備部隊と複数の会談や会合、巡査活動を行い、国境と検問所の管理に関する協定や規制の履行に力を入れてきました。
特に、ベトナムの国境警備部隊は専門的経験の交換、物資・設備の相互支援のため、中国、ラオス、カンボジアの国境警備部隊との姉妹関係を結んでおり、前向きな成果をあげてきました。
新しい情勢下における任務の要求に応える
ベトナムを含め、メコン川流域における6カ国は豊富な天然資源に恵まれ、現在、これらの国々が急速に発展しています。ベトナムは天然資源を効果的に開発するため交通インフラ整備への投資、国境検問所の経済発展、人材育成を強化しています。ベトナム国境警備部隊の司令官であるホアン・スアン・チェン( Hoang Xuan Chien) 中将は次のように語りました。
(テープ)
「私たちはベトナムにおける155ヶ所の港湾と経済区、輸出用加工区で行政手続きの簡素化を行い、人々と物品が国境地帯や検問所を通過することに便宜を図ります。また、さる3月に開かれたメコン川流域諸国首脳会議の精神に従って、ASEAN=東南アジア諸国連合域内の通関手続きの一本化の実現に取り組んでいます。」
メコン川流域の持続可能な発展はこの流域諸国の共通の願望です。メコン川流域諸国の国境警備部隊が協力して、平和、友好、協力、発展する国境地帯づくりに重要な意義を持つことでしょう。