(VOVWORLD) -国連は毎年3月22日を「世界水の日」にしています。
今年のテーマは「水と気候変動」であり、水資源と水源の持続可能な管理の重要性を強調しています。世界各国と同様に、ベトナムは「世界水の日」を応援するために様々な活動を行っています。
今年の「世界水の日」を応援するスローガンは「水資源を効果的に使用し、気候変動への対応に寄与する」としています。具体的には水資源と湿地帯を保護し、スマート農業を行い、水の安全なリサイクルの強化を進めるということです。
「世界水の日」を応援するため、ベトナムの多くの省や市で、横断幕や垂れ幕がかけられるとともに水供給、気象・水文施設の建設を完成しています。また、水資源に関する多くのセミナーやテレビ座談会が開かれています。これと同時に、多くの地方は環境衛生運動を強化し、水資源の管理、保護に優秀な成績を収めた個人や団体を顕彰しています。
ベトナム国民は「世界水の日」に応じた活動に積極的に参加しています。ハノイ市民の一人であるブイ・ティ・ミン・チャウさんは次のように語りました。
(テープ)
「水資源は人間にとって貴重な資源です。気候変動の影響により、地球上の水資源が徐々に減っています。そのため、それぞれの人々は水資源を保護する意識と責任を保つ必要があります。それぞれの家庭は水を効果的に使用しなければならないと思います」
ベトナムの1人当たり水資源賦存(ふそん)量(実際に利用できる水の量)は4400立方メートルで、世界平均である7400立方メートルと比べると水資源の少ない国の一つです。水資源の保護と開発はベトナムの第一の任務の一つとされています。
現在、ベトナムは水資源を効果的に開発、使用すると共に、水質がよい地表水がある地域を開発することを奨励しています。その他、地下水の開発を制限する一方、植林と森林保護を強化し、水資源の保護を図っています。