
この1年間、「党建設に関するいくつかの差し迫った問題」に関する第11期共産党中央委員会第4回総会決議を実現したことは、党の能力向上と党建設の統一 化に寄与してきました。また、党建設作業に対するそれぞれの幹部、党員の認識が一段高まり、それぞれの団体、幹部、党員が党建設を厳粛に実現するための具 体的措置をとってきました。
決議の直後、政治局、書記局は、同決議の実現に向けて複数の文書を発行しました。また、政治局、書記局は、団体と個人に対するこの決議に従って批判を行ないました。又、各レベルの党委員会、機関などが党員の批判と自己批判を行なってきました。
その目的は一部の党員の思想、道徳の衰退状況の抑制や党の指導力及び戦闘力 の向上、党に対する国民の信頼感の強化などを目指すものです。
ハノイ市ホアン・マイ区トウオン・マイ居住地の党委員会10号支部のレ・カン・チャウ書記は次のように語りました。
(テープ)
「他の人よりも、自分と自分自身が自分の党を清潔にした方が良いです。基本的なことは、己の利点と欠点に対する自分自身の態度です。もし、欠点を認めず、隠ぺいすることは絶対にダメです。自分の長所を表明すると同時に、弱点を示しなければなりません。他の党員に対しても、その人の利点と欠点を率直に取り上げなければなりません」
第11期共産党中央委員会第4回総会の決議を実現することは全党の幅広い政治的な活動となりました。党員の批判と自己批判が率直に行なわれることは、団結を強化しています。それぞれの党委員会、党組織、党員、幹部が自らを点検し、欠点を克服するための行動、考え方を調整し、具体的な方策をとることが出来ます。
これらについて、ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のファム・テ・ズエット元議長は次のように語りました。
(テープ)
「共産党中央委員会は党建設と粛正、党組織の健全化を目指して、断固たる態度と責任感を示していることが分かりました。党員の批判と自己批判によ り、その弱点の原因を分析し、効果的な克服措置をとりました」
各レベルの党委員会は、党員の批判と自己批判を行なった後、具体的かつ適切な行動で欠点の克服を積極的に進めています。例えば、政治局がハイレベルの幹部を対象に人事異動を行なっていること。検査中央委員会が省、庁レベルの幾つかの幹部への懲戒処分を検討していること。そして、共産党中央内政委員会、中央経済委員会の再発足、汚職防止対策指導委員会の発足などです。
第11期共産党中央委員会第4回総会の決議実現は1回だけで終わりにするのではなく、持続させなければなりません。そうすることで、幹部、党員が欠点に関し、お互いに取り上げ、直ちに克服措することでしょう。このことが、新たな時代における国の発展へ向けた幹部の育成に寄与する重要な基礎となります。