中部の洪水被災地へ様々な支援活動が続く

(VOVWORLD) - 大雨を伴う大洪水や土砂崩れ、地滑りに襲われた中部各省が大きな人的物的被害を受けているのを前に、全国各地では、洪水被災地を支援する様々活動が活発に行われています。政府はもちろん、企業や社会団体、個人からも募金や支援物資を送るなどしています。
中部の洪水被災地へ様々な支援活動が続く - ảnh 1

ベトナム北部ソンラ省の赤十字協会は「中部の被災地に千個のチマキ「バインチュン」を贈る」というキャンペーンを発動しました。発動してからわずか1日後、2200個のバインチュンを作るための募金が集められました。また、数百人のボランティアが赤十字協会の本部へ行ってバインチュンを作りました。ソンラ省の安全運転の会のメンバーチャン・ソイさんは次のように話しました。

(テープ)          

「安全運転の会のメンバー全員がこのキャンペーンに積極的に参加しました。直接、バインチュンを作れなかった人は、募金した人もいれば、バインチュンを中部へ運んだ人もいました。皆、中部の被災地のために微力ながらも助けたいという気持ちを共有しています。」   

一方、教育部門の労働組合は、中部被災地の生徒と教師を支援するよう全国の学校に呼びかけています。この呼びかけに応じて、全国の学校は、募金運動を発動したほか、食品や服装、教材などを集めるなど様々形で支援活動をしています。教育部門の労働組合のヴ・ミン・ドゥク会長は、これから、中部被災地の学校が1日も早く普通の活動を再開できるように支援してゆくと明らかにし、次のように語りました。

(テープ) 

「私たちは、被災地の子どもの学習回復と学校の環境衛生確保に尽力する方針です。例えば、洪水で教材がなくなった子どもに向け、教材支援運動を北部各地の学校で呼びかけています。また、教材のほか、本やおもちゃ、衣服なども集めています。そして、教育部門の労働組合の基金を利用して、中部被災地の学校の寮を改装し、教師の住まいを確保する計画があります。」

他方、先ごろ、国家銀行は各商業銀行に対し、銀行の融資を受けている中部被災地の人を支援するため、融資の期限や利息を調整するよう指導しました。

24日、グエン・スアン・フック首相は、大洪水で最も大きな被害を受けたクアンビン省の洪水克服作業を視察し、全国民に対し、引き続き被災地への支援を強化するよう呼びかけました。

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