今年始めからの経済発展状況

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今年始めからの9ヶ月間、ベトナム経済は多くの困難に直面してきましたが、多くの分野において、前向きな成果を収めてきました。これはベトナムが今年の経済成長率を5,8%に達するという目標の遂行に重要な前提を作り出しています。

今年始めからの9ヶ月間の経済発展状況について、グェン・タン・ズン首相は「この9ヶ月間、経済社会状況が前向きに発展し、国会が設けられた15の目標の中の13目標は達成する見通しである」との見解を明らかにしました。

この9ヶ月間のGDP国内総生産の成長率はおよそ5,62%に達し、昨年同期と比べ高くなっています。工業生産高も6,7%増となり、農業も自然災害や疫病の困難を乗り越え、かなり高い伸び率を達成しました。インフレ率が抑制され、消費者物価指数の上昇率は低いです。生産経営活動が多くの困難に直面しているものの黒字経営の企業数が増えていました。

貿易活動も急速に発展してきました。年初からの9ヶ月間の輸出額はおよそ1100億ドルに達し、昨年同期と比べて14%増となりました。その中で、輸出額が10億ドルを越えた品目は21になりました。これは輸出入のバランスを取れると共に、外貨準備高の向上に寄与しています。グェン・タン・ズン首相は次のように語りました。

(テープ)

「農業、工業、サービスなどすべての分野において発展してきました。すべての部門や機関の指導者は今年ベトナムのGDPの伸び率が5,8%に達する見通しがあるという見解を示しました。」

現在、ベトナムは不良債務の処理にあらゆる手を尽くしています。金融各機関はリスク予防基金を設立しており、その中で、年初から7月まで、その基金は78兆ドンを集めました。

ベトナム経済は前向きに発展していますが、いくつかの問題点が残されています。その一例として挙げられるのは総需要が低いこと、生産経営活動が困難に直面していること、公的債務が急増すること、経済の競争力が低いことなどです。今後、ベトナムは公的投資や国営企業、銀行システムの再編に引き続き力を入れる必要があります。生産経営活動への投資の誘致を強化する措置について、グェン・タン・ズン首相は次のように語りました。

(テープ)

「私たちは国内外の資金をサービス、工業、農業、インフラ整備などの分野に調達するため全力をあげる必要があります。これらの分野の発展の潜在力は豊富です。政府の閣僚らはこれらの分野の発展に資金を調達するための対策を見出さなければなりません」

年初からの9ヶ月間の経済が前向きに発展していることはベトナム政府の効果的な指導対策と全国の企業や国民の努力を示すものといえることでしょう。


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